若杉慧
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若杉 慧(わかすぎ けい、1903年 - 1987年)は日本の小説家、随筆家。広島高等師範学校(現在の広島大学教育学部の母体)を卒業して、教職につく。1948年に広島商船を退職してからは作家活動に専念するようになった。1932年に『絵桑』を「今日の文学」に発表して作家としてデビュー。1943年に発表した『淡墨』は第18回芥川賞の候補作にあがっっている。戦後出版された『エデンの海』(1946年)は、3度にわたり映画化された。また、評論『長塚節素描』(1975年)が平林たい子文学賞を受けている。後半生には、石仏の研究を行い、写真集や随筆を出版した。
目次 |
[編集] 人物
[編集] 著作
[編集] 小説
- 『絵桑』1932年
- 『微塵世界』1942年
- 『淡墨』1943年
- 『エデンの海』1946年
- 『蛇の言葉』1948年
- 『青春前期』1954年
- 『花をつくる少年』1957年
- 『夜ひらく谷』
- 『六尺の土』
- 『清らかな乳房』
- 『禁断』
[編集] その他
- 『野の仏』1958年
- 『朝旅夕旅』1960年
- 『石仏巡礼』1961年
- 『ダムと石佛-只見川紀行-』
- 『石仏のこころ』
- 『日本の石塔』
- 『長塚節素描』1975年
- 『野に生きる』1977年
- 『道しるべのない旅』(若杉慧著/青木太郎編)