英彦山
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英彦山 (ひこさん)は、福岡県田川郡添田町と大分県中津市山国町にまたがる山。標高1200m。
羽黒山(山形県)、熊野大峰山(奈良県)に続く、日本三大修験道の山として多くの山伏の修行場として坊舎跡など往時をしのぶ史跡などがたくさん存在している。
弥彦山(新潟県)、雪彦山(兵庫県)と共に日本三彦山として知られる地。ロッククライミングの名所でもある。
山頂には英彦山神宮の上宮がある。また山域は福岡県と大分県の県境未確定地域である。
石段と鎖付き岩壁で辿り着く「望雲台」と呼ばれる切り立った岩壁は、下界に広がる森林から突出た鷹ノ巣山など、眺望が素晴らしい。周辺からは、有数の奇山・奇岩が眺望される。
麓には名勝「深倉峡」がある。紅葉がその時期には美しいほか、奇岩「男魂岩」が山間に鎮座し、対岸の「女岩」との間がしめ縄で結ばれており、毎年11月には「男魂祭」が開かれる。
2005年10月にはスロープカーと呼ばれる乗り物が完成し、英彦山神宮表参道の石段の代わりに お年寄りや車いすの方も英彦山神宮奉幣殿まで気軽に行けるようになった。
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