荒鷲の要塞
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「荒鷲の要塞」(あらわしのようさい、原題:Where Eagles Dare)は、イギリスの作家アリステア・マクリーンによる1967年に発表された戦争小説。
同名の映画が1968年にブライアン・G・ハットン監督で公開された。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] あらすじ
第二次大戦中、ヨーロッパ大陸反攻作戦担当のアメリカ軍将校がドイツ軍捕虜となる。イギリス軍情報部のローランド提督(マイケル・ホーダーン)とターナー大佐(パトリック・ワイマーク)はスミス少佐(リチャード・バートン)らイギリス軍情報部員6名とアメリカ陸軍レンジャー部隊のシェイファー中尉(クリント・イーストウッド)の救出部隊を編成する。
救出作戦のため隊員らは吹雪の森林地帯に落下傘降下するが、無線係の隊員が首の骨を折られて殺される。さらに、隊員らが村の酒場に入ると、「脱走兵の捜索」と称したドイツ軍警備隊が現われ、スミスらはあっけなく捕らえられる。連行途中にスミスとシェイファーは脱走し、専用ロープウェイ以外には近づくことのできない難攻不落の山城、"荒鷲の要塞"へ侵入して救出活動を開始する。しかし、スミスがドイツ軍の二重スパイであることを突然暴露し、シェイファーに銃を突きつける。スミスはドイツ軍の幹部らに、新たなスパイの名前を明かすための会議を始めるが、途中でゲシュタポ幹部がやってきて、事態は思わぬ方向へ展開していく。
[編集] ストーリー展開
最後の飛行機内でアメリカ人のシェイファーが「次にやる時はイギリスさんだけでやってくれ」とスミスにこぼすように、要塞内での会議や、最後の飛行機での脱出シーン、などストーリー展開は二転三転して、1度見ただけでは「誰が味方で、誰がスパイか」がわからないほどである。
[編集] 映画
荒鷲の要塞 Where Eagles Dare |
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監督 | ブライアン・G・ハットン |
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製作総指揮 | ジェリー・ガーシュウィン(表記なし) |
製作 | エリオット・カズナー |
脚本 | アリステア・マクリーン |
出演者 | リチャード・バートン クリント・イーストウッド |
音楽 | ロン・グッドウィン |
撮影 | アーサー・イベットソン |
編集 | ジョン・ジンプスン |
配給 | MGM |
公開 | 1968年 |
上映時間 | 158分 |
製作国 | イギリス アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
allcinema | |
IMDb | |
[編集] スタッフ
- 製作:エリオット・カスナー
- 製作総指揮:デニス・ホルト
- 監督:ブライアン・G・ハットン
- 原作・脚色:アリステア・マクリーン
- 撮影:アーサー・イベットソン
- 音楽:ロン・グッドウィン