華鴒大塚美術館
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華鴒大塚美術館(はなとりおおつかびじゅつかん)は、1994年に岡山県井原市にて開館した美術館である。
美術館の管理・運営ならびに絵画など美術品、文化財およびそれらに関する資料の収集・調査・保存・展示を通じて、
地域文化の振興発展に寄与することを目的としている。
金島桂華の作品や日本美術院を舞台に活躍、飛躍した日本人画家10名と彫刻家1名による作品が展示されている。
2006年9月1日から、館名が華鴒美術館から華鴒大塚美術館に変更になった。
[編集] 「華鴒」(はなとり)の由来
タカヤグループの創業は1894年に織物業を始めた大中屋にさかのぼり、その事業は大中屋から高屋織物(現在のタカヤ繊維)へ受け継がれ発展してきたが、その過程で小倉織の繊維物輸出ではシェアの70%を占めるまでになっていた。
その当時使っていた小倉織の商標が「華鴒」(かれい)であったことから、タカヤグループの歴史を物語る名称として美術館の名前にも「華鴒」を採用した。
また展示品には「華」のつく画家の作品が多いことや作品自体も「はな」や「とり」を描いたものが多いことから「華鴒」と書いて「はなとり」と命名した。