蚕糸の森公園
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蚕糸の森公園(さんしのもりこうえん)は、東京都杉並区にある区立公園である。面積は 27,146㎡。
当地は、長く農林水産省の蚕糸試験場が在った場所であったが、1980年に同試験場がつくば市に移転したのに伴い、公園として整備、開園されものである。名称も蚕糸試験場に由来する。
現在もレンガ造り試験場の正門が残されており、その名残をとどめている。
また、防災拠点としての役割も担っているほか、公園の運動広場が隣接する杉並区立杉並第十小学校の校庭と共用されているという点もユニークといえる。これは、地域に学校を開かれたものとし、地域の人々に小学校への理解を深めてもらおうという趣旨である。
[編集] 歴史
- 1912年3月 - 農商務省原蚕種製造所(後の農林水産省の蚕糸試験場)が当地に開設される。
- 1980年 - 蚕糸試験場がつくば市へ移転。
- 1986年5月31日 - 跡地が蚕糸の森公園として開園。他、試験場の跡地には現在のセシオン杉並の所にあった杉並区立杉並第十小学校も移転されてきた。
[編集] 主な施設
- 広場
- 遊具広場
- 滝の広場
- 運動広場(隣接する杉並第十小学校の校庭と共用されている。授業などで小学校が校庭を使っている時は、公園利用者は使用出来ない)
他に隣接する杉並区立杉並第十小学校の屋内プールが一般にも開放されている。これも校庭と同様、水泳の授業がある時は利用できない。