西奈弥羽黒神社
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西奈彌羽黒神社 | |
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所在地 | 村上市羽黒町6-16 |
主祭神 | 奈都比売大神 倉稲魂命 月読命 |
社格等 | 式内社、県社 |
創建 | 持統天皇元年(687年) |
例祭 | 7月7日 |
西奈彌羽黒神社(せなみはぐろじんじゃ)は、新潟県村上市羽黒町にある神社。同市瀬波町の西奈弥神社とともに、式内社の論社である。旧県社。
奈都比売大神をまつるが、出羽神社から分祀された倉稲魂命も祭神である。
[編集] 歴史
持統天皇元年(687年)の創建と伝わっている。元々は西奈彌山の頂上にあったものである。天正年間、当地を治めていた本庄繁長は、出羽庄内の大宝寺氏を救援するため、最上氏・東禅寺氏(大宝寺氏家臣)と対戦関係になった。繁長は出羽三山のひとつ出羽神社に願をかけたところ見事敵をやぶった。このことから繁長は出羽神社から神を分祀し、当社を総鎮守とした。その後村上忠勝のとき、社地は西奈弥山頂上からその中腹へと移った。本庄氏から堀氏へと統治者が変っても同じく崇敬され、寛永10年(1632年)堀直寄のときに現在の地へ遷宮されたのであるが、このときより当社は名を羽黒三所権現と変えた。そして代々村上藩主の守護神ともなっている。明治3年(1870年)に今の名に変った当社は明治27年(1894年)郷社に、昭和3年(1928年)には県社につらなった。
[編集] 主な年中行事
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