西岡力
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西岡 力(にしおか つとむ、1956年- )は日本の現代朝鮮研究者。
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[編集] 略歴
東京都生まれ。1980年国際基督教大学教養学部卒。1983年筑波大学大学院地域研究科修士課程修了。韓国・延世大学校国際学科に留学。
駐韓日本大使館(専門調査員、1982年 - 1984年)、現代コリア研究所(所長・佐藤勝巳)主任研究員(1984年 - 1991年)、東京基督教大学(しばしば“国際基督教大学”の誤記あり)神学部専任講師(1991年 - 1995年)、同助教授(1996年 - 1999年)を経て、2000年より同学部国際キリスト教学科教授。
現代コリア研究所の発行誌『現代コリア』の編集長を2002年まで務める。また、1997年3月の「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)」、1998年4月「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」の設立に関与し、現在「救う会」の常任副代表を務め、その支部の一つである「北朝鮮に拉致された日本人を救出する東京の会(救う会東京)」の会長も兼任している。
朝鮮半島問題・日本人拉致問題に関する代表的な言論人・活動家の一人であり、また従軍慰安婦・強制連行問題など、日韓・日朝関係に関わる歴史認識問題などについても「自由主義史観」に近い立場から発言を行っている。
基督聖協団練馬教会員。なお、同団はホーリネス運動系の教会で、神学的には聖書の記述を歴史的事実としてそのまま信じるファンダメンタリスト。アジア・太平洋戦争や日中戦争に関しては日韓・日朝間の問題と比較してそれほど右翼・保守的な歴史認識を示してはおらず、[要出典]。同団は加盟団体日本福音同盟を通じて靖国神社参拝に反対し、また独自に戦争責任告白を発表し、日本政府による侵略戦争の責任を追及し続けている。
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『日韓誤解の深淵』(亜紀書房、1992年)
- 『コリア・タブーを解く』(亜紀書房、1997年)
- 『闇に挑む!――拉致、飢餓、慰安婦、反日をどう把握するか』(徳間書店[徳間文庫]、1998年)
- 『飢餓とミサイル――北朝鮮はこれからどうなるのか』(草思社、1998年)
- 『暴走する国家・北朝鮮――核ミサイルは防げるのか』(徳間書店[徳間文庫]、1999年)
- 『金正日と金大中――南北融和に騙されるな! 』(PHP研究所、2000年)
- 『テロ国家・北朝鮮に騙されるな』(PHP研究所、2002年)
- 『金正日が仕掛けた「対日大謀略」拉致の真実』(徳間書店、 2002年)
- 『拉致家族との6年戦争――敵は日本にもいた!』(扶桑社、2002年)
- 『北朝鮮に取り込まれる韓国――いま"隣国"で何が起こっているか』(PHP研究所、2004年)
- 『日韓「歴史問題」の真実――「朝鮮人強制連行」「慰安婦問題」を捏造したのは誰か』(PHP研究所、2005年)
- 『韓国分裂――親北左派vs韓米日同盟派の戦い』(扶桑社、2005年)
- 『北朝鮮の「核」「拉致」は解決できる』(PHP研究所、2006年)
[編集] 共著
[編集] 関連項目
カテゴリ: 出典を必要とする記事 | 1956年生 | 北朝鮮拉致事件 | 日本の評論家