西秦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西秦(せいしん、385年 - 431年)は五胡十六国時代に鮮卑乞伏部の乞伏国仁によって建てられた王朝である。
[編集] 経歴
乞伏国仁は前秦の苻堅に仕えていた鮮卑族の有力部族長であった。383年、淝水の戦いで前秦軍が東晋軍の前に大敗を喫すると、385年に乞伏国仁は前秦から独立し、ここに西秦が成立した。
第2代皇帝・乞伏乾帰の時代における勢力拡大で西秦の領土はさらに拡大した。しかし431年、夏の赫連定により滅ぼされた。