誠之館
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誠之館(せいしかん)は備後福山藩の藩校。1786年(天明6年)に当時の福山藩主、阿部正倫により創立された弘道館を母体とする。
1854年、当時の藩主であり、当時の幕府の筆頭老中として幕末の揺れる世の中を取り仕切った阿部正弘が、孔子の中庸の精神に沿い創立した。本校は学校の名前「誠之館」自体が「誠の館」を意味する校訓であるために、校訓が定められていない。
明治維新後、1872年に新政府の命により一旦は廃校になるも1879年に県立中学校として復興する。
その後誠之館は広島県立福山誠之館高等学校となり、葛原しげる、井伏鱒二、井上角五郎、佐野俊二など多くの著名人を輩出している。
創立より、本校は何度か移転を繰り返し、現在は福山市木之庄町にある。 {{history-stub}}