赤星鉄馬
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赤星鉄馬(あかぼしてつま、1883年(明治16)1月11日-1951年(昭和26)11月9日)は東京都出身の実業家。大正銀行頭取。
趣味は馬の研究と釣りとバラの栽培。新橋の花柳界では粋人として有名だった。
文部省(現文部科学省)管轄としては日本で初めての学術財団となる啓明会を設立し、当時の金額で100万円を奨学資金として投資した。
公害や乱獲、ダム建設などでバランスの崩れた河川湖沼の再起のためにと、味がよく釣って面白い魚ということで、日本へブラックバスを移入させた。
父、赤星弥之助は政府御用達貿易商として富を築いた実業家であり、弟の四郎と六郎はゴルフ界で活躍し、プロ育成やコース設計に尽力して日本の近代ゴルフの礎を築いた。
関東大震災で倒壊するまで住んでいた麻布鳥居坂の邸宅の敷地には、現在は国際文化会館が建っている。
[編集] 略歴
- 1901年(明治34) 東京中学卒。
- 渡米。ロレンスビル(Lawrence Bill)高校、ペンシルバニア(Pennsylvania)大学卒。
- 1910年(明治43) 帰国
- 1918年(大正7)8月8日 財団法人啓明会設立。
- 1925年(大正14) 芦ノ湖へブラックバスを移入。
[編集] 著書
- 「ブラックバッス」イーハトーヴ出版