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バラ - Wikipedia

バラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Disambiguationこの項目では植物について説明しています。"バラ" のその他の用法についてはバラ (曖昧さ回避)をご覧ください。
バラ属
バラ
分類
界: 植物界 Plantae
門: 被子植物門 Magnoliophyta
綱: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱: バラ亜綱 Rosidae
目: バラ目 Rosales
科: バラ科 Rosaceae
属: バラ属 Rosa
下位分類群

本文参照

バラ(薔薇)とは、バラ科バラ属のの総称。しかし、一般にはそれらから品種改良で作られた栽培植物を指す。薔薇と書いて「そうび」「しょうび」とも読む。

観賞用および香料原料に使われる。観賞用に品種改良されたものは香りの少ないものが多い。茨城県を始とし多くの自治体がシンボルとして指定している。6月誕生花である。季語は夏(「冬薔薇」「ふゆそうび」となると冬の季語になる)。

目次

[編集] 生物学的な意味で

バラ属の植物は、灌木、低木、または木本性のつる植物で、葉や茎に棘があるものが多い。葉は1回奇数羽状複葉。花は5枚の花びらと多数の雄蘂を持つ。ただし、園芸種では大部分が八重咲きである。北半球温帯域に広く自生しているが、チベット周辺、中国雲南省からミャンマーにかけてが主産地でここから中近東ヨーロッパへ、また極東から北アメリカへと伝播した。南半球にはバラは自生していない。 世界に約120種がある。

そのうちで、園芸植物となっているのは、主として次の8種、およびそれらの交配等で生まれたものである。

  • Rosa multiflora
  • R. wchuraiana
  • R. moschata
  • R. chinensis
  • R. gigantea
  • R. galica
  • R. damascea
  • R. foetida

[編集] 人類とバラの歴史

ヴィーナスの誕生
ヴィーナスの誕生
「マリー・アントワネットの肖像」(1783)。手にはバラを持っている
マリー・アントワネットの肖像」(1783)。手にはバラを持っている

バラが人類の歴史に登場するのは古代バビロニアの『ギルガメシュ叙事詩』である。この詩の中には、バラの棘について触れた箇所がある。

古代ギリシアローマでは香りを愛好され、香油も作られた。プトレマイオス朝エジプトの女王クレオパトラはバラを愛好し、ユリウス・カエサルを歓待したときもふんだんにバラの花や香油を使用した。

ローマにおいてもバラの香油は愛好され、北アフリカや中近東の属州で盛んにバラの栽培が行われた。

中世ヨーロッパではバラの芳香が「人々を惑わすもの」として教会によってタブーとされ、修道院で、薬草として栽培されるにとどまった。

イスラム世界では白バラはムハンマドを表し、赤バラが唯一神アッラーを表すとされた。また、香油などが生産され愛好された。『アラビアンナイト』などやウマル・ハイヤームの『ルバイヤート』にもバラについての記述がある。

十字軍以降中近東のバラがヨーロッパに紹介され、ルネサンスのころには人々の愛好の対象に再びなった。 イタリアボッティチェッリの傑作「ヴィーナスの誕生」のおいてもバラが描かれ、美の象徴とされているほか、ダンテの『神曲』天国篇にも天上に聖人や天使の集う純白の「天上の薔薇」として登場する。またカトリック教会聖母マリアの雅称として「奇しきばらの花」(Rosa Mystica)と呼ぶようになる。

[編集] バラの用途

鑑賞用とすることはもちろん、他にもダマスクローズの花弁から精油を抽出した「ローズオイル」は、香水の原料やアロマセラピーに用いられる。花弁を蒸留して得られる液体「ローズウォーター」は、中東インドなどでデザートの香りづけに用いられる。乾燥した花弁はインドのガラムマサラに調合したり、ペルシア料理の薬味として用いる。農薬のかかっていない花弁はエディブル・フラワーとして生食もできる。

[編集] バラの母ジョゼフィーヌ皇后

ジョゼフィーヌのバラの蒐集はバラの品種改良の基礎となった
ジョゼフィーヌのバラの蒐集はバラの品種改良の基礎となった

ナポレオンの皇后ジョゼフィーヌはバラを愛好し、夫が戦争をしている間も、敵国とバラに関する情報交換や原種の蒐集をしていた。ヨーロッパのみならず日本、中国など、世界中からバラを取り寄せマルメゾン宮殿に植栽させる一方、ルドゥーテに「バラ図譜」を描かせた。

このころにはアンドレ・デュポンによる人工受粉による育種の技術が確立された。ナポレオン失脚後、またジョゼフィーヌ没後も彼女の造営したバラ園では原種の蒐集、品種改良が行われ、19世紀半ばにはバラの品種数は3000を超え、これが観賞植物としての現在のバラの基礎となった。

[編集] モダンローズの誕生

[編集] ハイブリッド・ティ(HT)系の誕生

1867年フランスのギョーがハイブリッド・パーぺチュアル系の「マダム・ビクトル・ベルディエ」を母にティ系の「マダム・ブラビー」を交配し「ラ・フランス」を作出し、これがモダンローズの第一号となり、品種改良が一層進むことになった。「ラ・フランス」が冬を除けば一年中花を咲かせる性質は「四季咲き性」と言われ画期的なものであった。英国のベネットはこれに追随し、ティ系「デボ二エンシス」とハイブリッド・パーペチュアル系「ビクトール・ベルディエ」を交配し、「レディ・マリー・フィッツウィリアム」を1882年に作り出し、これを新しいバラの系統として「ハイブリッド・ティ」系と命名。ベネットの新品種は整った花容から交配の親として広く利用されていった。

[編集] 黄色いバラの誕生

モダンローズ第1号「ラ・フランス」
モダンローズ第1号「ラ・フランス」

当時のハイブリッド・ティ系には純粋な黄色の花はなかった。そこで、黄色のハイブリッド・ティ系の品種を作り出すことが課題とされた。1900年にフランスのドュシェが「アントワーヌ・ドュシェ」の実生に原種の「ロサ・フェデダ(ペルシアン・イエロー)」をかけあわせて「ソレイユ・ドール」を作出。黄バラ第1号となった。しかし「ソレイユ・ドール」は「四季咲き性」がないので、一層の改良が加えられ1907年には四季咲き性の「リヨン・ローズ」、さらに1920年には完全な黄色のバラ「スブニール・ド・クロージュ」を完成させた。ドイツのコルデスは「スブニール・ド・クロージュ」の子の「ジュリアン・ポタン」から1933年に「ゲハイムラート・ドイスゲルヒ(ゴールデン・ラピチュア)」を作出。これが今の黄色のバラの親である。

[編集] 欧米での品種改良の進展

ドイツのコルデスは黄色ののみならず赤バラの改良に尽力。1935年に「クリムゾン・グローリー」を作り出し、これが後世の赤バラの品種改良に広く利用されることになる。英国では1912年に「オフェリア」を発表、花容、芳香に優れるだけでなく実をつけ易いことから、多くの品種の親になる。このようなヨーロッパでの品種改良は第二次世界大戦で中断。品種改良の中心は戦火に見舞われないアメリカ合衆国に移る。1940年にラマーツが「クリムゾン・グローリー」から「シャーロット・アームストロング」を作り出し、フランスのメイアンの「アントワーヌ・メイアン」がアメリカで「ピース」と名づけられ1945年に売り出された。「ピース」は大きな花をつけることから、「巨大輪」とよばれ品種改良に利用されるともに、戦後のバラの流行を作り出すことになる。

[編集] フロリバンダ系(FL)の誕生

フロリバンダの品種の一つ「アンバークイーン」。一枝に房に花をつける
フロリバンダの品種の一つ「アンバークイーン」。一枝に房に花をつける

デンマークのポールセン兄弟が従来ある「ドワーフ・ポリアンサ系」の花を大きくし、北ヨーロッパの寒さに耐えれる品種の作出しようとしていた。1911年にポリアンサ系の「マダム・ノババード・レババースル」とランブラー系の「ドロシー・パーキンス」をかけ合わせ「エレン・ポールセン」を作り出し、続く1924年にはポリアンサ系の「オルレアンローズ」とハイブリッド・ティ系「レッドスター」の交配で「エルゼポールセン」「キルステンポールセン」などを出し、「ハイブリッド・ポリアンサ系」と命名された。これを受けてアメリカのブーナーなどが改良を続けこの系統は「フロリバンダ系」と命名される。さらにドイツのコルデスが1940年に「ピノキオ」を発表。ブーナーがこれに追随して「レッド・ピノキオ」「ラベンダー・ピノキオ」を発表しこれがフロリバンダ系の完成と言われる。その後フロリバンダ系の改良は色の多様性を求めることに重点がおかれ1944年にはドイツのタンタウが「フロラドラ」、1949年ブーナーが「マスケラード」を、1951年にコルデスが「インデペンデンス」が作出。新しい系統であるが「フロリバンダ系」は切花ではスプレーバラとして利用されるため多くの品種が作り出されることになり、またハイブりッド・ティとの交配も試みられ、益々多様性を強めている。

[編集] 「奇跡」のブルー・ローズへの挑戦

青いバラ」はオールド・ローズの「カーディナル・ド・リシュリュー」などが「青のバラ」として知られていた。しかし、純粋な青さを湛えたバラを作り出すことは世界中の育種家の夢であり、各国で品種改良競争が行われた。1957年アメリカのフィッシャーが「スターリング・シルバー」を出し、「青バラ」の決定版といわれた。しかし、競争はやまず、1957年にはタンタウが一層青い「ブルームーン」を発表。それにコルデスが「ケルナーカーニバル」を出し、フランスのメイアンは「シャルル・ドゴール」を発表と熾烈な品種改良競争を展開。 日本でも、青いバラに対する挑戦は盛んで、今日までに数多くの品種が生み出され、世界でも注目を浴びている。2007年現在、一般的な交配による品種改良で、最も青に近いとされる品種は、岐阜県の河本バラ園が2002年に発表した、「ブルーヘヴン」が有名で、色は銀色に近い薄い水色をしている。従来の"青っぽいピンク"とは、一線を画す、画期的な品種といえるだろう。なお、中部国際空港の開港式典にも飾られ、「セントレア・スカイローズ」の名で親しまれている。

バイオテクノロジーの発展で、バラにはそもそも青の色素がないことがわかり、厳密な意味での「青いバラ」を品種改良のみで作ることが不可能と判明すると、「青いバラ」の作出は「遺伝子組み替え」などのバイオテクノロジーにゆだねられる。そして、青色色素であるデルフィニン/デルフィニジン(アントシアニン/アントシアニジンの一種)を作り出すために必要な酵素の遺伝子をパンジーから遺伝子導入することにより、成功したとサントリーが2004年6月30日に発表した。2007年以降に発売が予定されている。人工的に生み出された物故に、当初花言葉は、「不可能・有り得ない」であったが、開発が進みブルー・ローズの誕生を実現させた事から、新たに「奇跡」「神の祝福」という花言葉を設けられている。また、この成功により、同様に不可能とされていた厳密な意味での「黒いバラ」を作ることも可能になったわけだが(色の三原色の赤、黄、青の色素が揃わないと、黒色を配合することはできないので。現在、「黒バラ」と呼ばれているものは非常に濃い赤色のバラである)、こちらはまだ実現していない。今後の課題と言えるだろう。

[編集] ブルー・ローズ誕生に関わる歴史的出来事

  • 1990年サントリーオーストラリアのバイオベンチャー企業カルジーンパシフィック社(現フロリジン社)の共同プロジェクトとして始まる。
  • 1991年:青いペチュニアから青色遺伝子の取得に成功し、ペチュニアから青色遺伝子取得の特許が出願される。
  • 1994年:ペチュニアの遺伝子を導入したバラを咲かせる事に成功。しかし、遺伝子は確かに入っているものの、カーネーションの場合にはうまく働いたペチュニアの青色遺伝子は、バラとの相性がよくなかったようで、残念ながら花弁にデルフィニジンは検出されず色は変化せずに終わる。そこで、今度は、いろいろな植物から青色遺伝子を取得し、それぞれをバラに導入。咲いても咲いてもデルフィニジンがないという状況がしばらく続く。
  • 1995年:世界で初めての青色カーネーションが誕生。ペチュニアから取り出した青色遺伝子を組み込んで品種改良したもので、日本では97年より「ムーンダスト」として発売。
  • 1996年パンジーの青色遺伝子を入れたバラの開花に成功。
  • 1998年:デルフィニジン含有率がアップ、青みを帯びた色合いに変化する。
  • 1999年:やや青みを帯びたバラを得ることに成功、更に青さを追求し、デルフィニジンがより蓄積する工夫を行い、より多くの品種に遺伝子を導入。

[編集] 日本におけるバラ

日本で作出されたバラの一つ「朝雲(あさぐも)」
日本で作出されたバラの一つ「朝雲(あさぐも)」

[編集] 近代前

日本はバラの自生地として世界的に知られており、品種改良に使用された原種のうち3種類は日本原産である。

古くはバラは「うまら」「うばら」と呼ばれ、『万葉集』にも「みちのへの茨(うまら)の末(うれ)に延(ほ)ほ豆のからまる君をはかれか行かむ」という歌がある。『常陸国風土記』の茨城郡条には、「穴に住み人をおびやかす土賊の佐伯を滅ぼすために、イバラを穴に仕掛け、追い込んでイバラに身をかけさせた」とある。常陸国にはこの故事にちなむ茨城(うばらき)という地名があり、茨城県の県名の由来ともなっている。

このように日本人にはゆかりのある植物といえる。

江戸時代には身分を問わず園芸がはやったが、バラも「コウシンバラ」「モッコウバラ」などが栽培されおり、江戸時代日本を訪れたドイツ人ケンペルも「日本でバラが栽培されている」ことを記録している。また与謝蕪村が「愁いつつ岡にのぼれば花いばら」の句を残している。

また、ノイバラの果実は利尿作用があるなど薬用に利用された。

[編集] 明治以後

このように日本人にゆかりのある植物であるが、バラがいまのように「花の女王」として愛好されるようになるのは明治以降である。

明治維新を迎えると明治政府は「ラ・フランス」を農業試験用の植物として取り寄せ青山官制農園(いまの東京大学農学部)で栽培させた。馥郁とした香りを嗅ごうと見物客がしばしば訪れたので株には金網の柵がかけられたという。

まだ、バラは西洋の「高嶺の花」であった。

その後、バラが接ぎ木で増やせることから、優秀な接ぎ木職人のいる、東京郊外のさいたま市安行や京阪神地域の郊外宝塚市山本で栽培が行われるようになった。 バラは華族や高級官僚といったパトロンを得て、日本でも徐々に愛好され始め生産量も増え始めた。

大正から昭和のころには一般家庭にも普及し、宮沢賢治が「グリュース・アン・テプリッツ(日本名:日光)」を愛し、北原白秋の詩にもバラが登場している。

第二次世界大戦で日本でもバラの栽培より野菜の栽培が優先され、生産が停滞する。

[編集] 第2世界大戦以後

しかし、戦後すぐの1948年には銀座でバラの展示会が開かれた。さらに1949年には横浜でバラの展示会が開かれ、そのときにはアメリカから花を空輸して展示用の花がそろえられた。

鳩山一郎吉田茂などのバラの愛好は、戦後日本でのバラの普及に大いに貢献した。このように戦後の高度成長の波に乗り、バラは嗜好品として庶民にも普及していき、日本でも品種改良が行われるようになった。また、鉄道会社が沿線開発の一環として、バラ園の造営を行うようになり、各地にバラ園が開園された。

[編集] バラ園の造園

バラの価格が安くなり、一般に普及し始めたとはいえ、花の観賞を楽しむことができるのは、庭を持つ比較的裕福な家庭に限られていた。そのため、私鉄各社は沿線開発の一環として、バラ園の造営を沿線に行い、利用者の増加を図ることになった。

その嚆矢は京阪電鉄であった。同社は戦前から枚方市菊人形の展示などをおこなっていた。キクが秋の風物であるなら、春の風物として独自のバラ園でのバラの展示をし集客を計画した。同社は「東洋一のバラ園」の造園をぶち上げ、当時、日本人ではただ一人の英国園芸協会会員で、バラの導入や品種改良で実績のあった岡本勘治郎をバラ園造営の監督に迎え、「ひらかたばら園」をを開園するに至った。

[編集] 切り花の普及

日本ではバラは花卉としてはキクカーネーション、とならぶ生産高があり、ハウス栽培で年中市場に供給されるようになった。

[編集] コンテスト

バラが戦後急速に一般に普及し始めると、ハイブリットティの花のできばえを競うコンテストが盛んに行われた。これはキクの品評会と同様に栽培技術を競うものであり、大いに栽培技術の向上につながった反面、「喧嘩花」と呼ばれるほど、熾烈を極め、栽培家の間で喧嘩や絶交という事態まで発生した言われる。

[編集] ガーデニングのブームの中での大衆化

その一方で最近ではガーデニングの流行などで、オールドローズなどが植栽素材に再び注目を集め、多くの人に愛好されるようになった。

[編集] バラの種類

イングリッシュローズの名花「グラハム・トーマス」。オールドローズの花容に黄色の花色は画期的であった
イングリッシュローズの名花「グラハム・トーマス」。オールドローズの花容に黄色の花色は画期的であった

バラの分類方法は定まったものがなく、以下に示すのは一例である。

[編集] オールドローズ

1867年に発表された「ラ・フランス」より前の品種をいう。野生の原種であるワイルドローズを含めるが、含めない場合もある。主な系列としてガリカ、ダマスク、アルバ、ケンティフォリア(センティフォリア)などがある。優雅な花形に豊かな香りが特徴である。オールドローズには一季咲きの品種が多い。

[編集] モダンローズ

「ラ・フランス」以降のハイブリッド・ティー系、フロリバンダ系など。現在一般的に見られるもので、主として四季咲き性、華やかな花形と色彩が特徴である。

[編集] イングリッシュローズ

1969年にデビッド・オースチンが発表した、オールドローズとモダンローズの特徴を合わせ持つ新たな系列。モダンローズに含める場合もある。

このほか、樹形によってブッシュ(立木)、シュラブ(半つる性)、クライミング(つる性)などに分類する方法もある。また小型のものはミニチュアローズといわれそのコンパクトさは多くの人々を惹き付けている。花の形には、剣弁高芯咲き、ロゼット(多芯)咲き、カップ(盃状)咲き、一重咲き等その形状別に分類がなされ、バラを選ぶ際の重要な要素となっている。

[編集] 系統別の分類

[編集] 原種

  • 原種・栽培原種
    • Species
  • ヨーロッパの原種
    原種の一つロサ・カニナ
    原種の一つロサ・カニナ
    • ロサ・アルバ(Rosa alba
    • ロサ・カニナ(Rosa canina
    • ロサ・ガリカ(Rosa gallica
    • ロサ・キナモメナ(Rosa chnamomea
    • ロサ・ケンティフォリア(Rosa cettifolia
    • ロサ・スピノシッシマ(Rosa spinosissma
    • ロサ・ウィクライアナ(Rosa wichuraiana

ほか

  • 中近東の原種
    • ロサ・フェティダ(Rosa foetida
    • ロサ・フェティダ・ビコロール(Rosa foetida bicolor
    • ロサ・フェティダ・ペルシアナ(Rosa foetida perciana
    • ロサ・フェイシコアナ(Rosa feicikoana
    • ロサ・ダマスケナ(Rosa damascena
モダンローズの典型、「パパ・メイアン」
モダンローズの典型、「パパ・メイアン」
  • 中国の原種
    • コウシンバラ(Rosa chinensis
    • ナニワイバラ(Rosa liviegata
    • ロサ・ギガンティア(Rosa gigantea
    • ロサ・プリムラ(Rosa primula
    • ロサ・ムルガニー(Rosa mulluganii
    • ロサ・セリカナ・プテラカンサ(Rosa sericana pteracantha
    • ロサ・ユゴニス(Rosa hugonis
    • ロサ・バンクシアエ・ルテア(Rosa banksiae lutea)(モッコウバラ

ほか

  • 日本の原種
    • イザヨイバラ(Rosa roxburghii
    • サンショウバラ(Rosa roxburgii 'hirthua'
    • タカネイバラ(Rosa aciculaisis nipponensis
    • ノイバラRosa mulitiflora
    • テリハノイバラ(Rosa wichuraina
    • ハマナスRosa rugosa) 英:Japanese Rose, Rugosa Rose
    • サクライバラ(Rosa uchiyamana
    • モリイバラ(Rosa jasminoidesu
    • フジイバラ(Rosa fujisanesis

ほか

  • 北米の原種
    • ロサ・キネモエメア(Rosa cinemoemea
    • ロサ・ニティダ(Rosa nitida
    • ロサ・カリフォルニア(Rosa california
    • ロサ・ヴィルギニアナ(Rosa virginiana
    • ロサ・パルストリス(Rosa palustris

ほか

  • 品種改良に使用された原種
    • ロサ・ムルティフローラ(ノイバラ)(Rosa mulitiflora
    • ロサ・ウィクライアナ(Rosa wichuraiana
    • ロサ・キネンシス(Rosa chinensis
    • ロサ・ガリカ(Rosa gallca
    • ロサ・アルバ(Rosa alba
    • ロサ・ダマスケナ(Rosa damacena
    • ロサ・ケンティフォリア(Rosa centifola
    • ロサ・フェティダ(Rosa foetida
    • ロサ・モスカータ(Rosa mosscata
    • ロサ・ギガンティア(Rosa gigantea

以上11種

[編集] 園芸品種

  • オールドローズ - 1866年以前に作出された園芸品種
    オールドローズは優美な花立ちは魅力である(写真は「スブニール・ドゥ・ラ・マルメゾン」)
    オールドローズは優美な花立ちは魅力である(写真は「スブニール・ドゥ・ラ・マルメゾン」)
    • アルバ(Alba)
    • ケンティフォリア(Centifolia)
    • ダマスク(Damask)
    • ガリカ(Gallica)
      ガリカ
      ガリカ
    • ブルボン(Bourbon)
    • ノワゼット(Noisette)
    • ティ(Tea)
    • チャイナ(China)
    • モス(Moss)
    • ポートランド(Portland)
    • ポリアンサ(Polyanyha)
    • ランブラー(Rambler)
    • エグラテリア・ローズ(Eglanteria Roses)
    • ハイブリッド・ミセラネアオス(H.Macrantha)
    • ハイブリッド・パーペチュアル(H.Perpetual)
    • ハイブリッド・ムスク(H.Musk)
    • ハイブリッド・モエシー(H.MoyesiiI)
    • ハイブリッド・センパビエレン(H.Semperviren)
    • ハイブリッド・ムルティフローラ(H.Multiflora)
  • モダンローズ- 1867年以降に作出された園芸品種。
    ハイブリッド・ティの名花「イングリット・バーグマン」。剣弁高芯咲きである
    ハイブリッド・ティの名花「イングリット・バーグマン」。剣弁高芯咲きである
    • ハイブリッド・ティ(Hybrid Tea)
    • フロリバンダ(Floribunda)
    • ミニチュア(Miniature)
    • つるハイブリッド・ティ(Climbing Hybrid Tea)
    • つるフロリバンダ(Climbing Floribunda)
    • つるミニチュア(Climbing Miniature)
    • つる(Climbing)
    • シュラブ(Shrub)
    • イングリッシュ・ローズ(English Roses)(シュラブに分類されことがある)
    • 修景用(Landscape Roses)
    • ハイブリッド・コルデシー(H.Kordesii)

など

[編集] 花弁の数による分類

つるバラの「サリー・ホルムズ」。原種を親に持つ、一重咲きである
つるバラの「サリー・ホルムズ」。原種を親に持つ、一重咲きである

[編集] 花型による分類

  • 平咲き
  • カップ咲き
  • ロゼット咲き
  • クオーター咲き
  • ポンポン咲き
  • 剣弁高芯咲き
  • 半剣弁高芯咲き
  • 丸弁抱え咲き
イングリッシュローズ「アブラハム・ダービー」。ロゼット咲きである
イングリッシュローズ「アブラハム・ダービー」。ロゼット咲きである

[編集] 関連事項

[編集] バラ園

[編集] 苗木生産者

[編集] 日本の育種家と研究家収集家

[編集] 外国の育種家と研究家収集家

  • デヴィッド・オースチン ("English" roses)
  • ポール・バーデン, Old Garden Roses and Beyond http://www.rdrop.com/~paul/, The Uncommon Rose
  • ピーター・ビールズ
  • グリフィス・バック, professor of horticulture at Iowa State University from 1948 to 1985, hybridized nearly 90 rose varieties. Buck roses are known for disease resistance and winter hardiness.
  • トム・キャルスウィークスローズ社のバラの育種家、9つの「オール・アメリカン・セレクション賞」を受賞。
  • ポール・ケスム
  • Conard-Pyle Co. (スター・ローズ)
  • ルドルフ・ゲスヴィンド (1829年 - 1910年)オーストリア・ハンガリー帝国の人
  • fr:Jules Gravereaux
  • ジャン=バプテスト・ギヨー
  • メイアン
  • ルドルフ・ムーアシークオイア・ナーセリ―を営む。ミニチュアローズの専門家。
  • Jean Pernet, père
  • ジョセフ・ ペーター・ダッチャー

イギリスでは、バラの国立コレクションの違う分野がデヴィッド・オースチン、ピーター・ビールズによって維持され、王立ローズ・ソサエティは、それらを、1900年以前のシュラブローズを維持したモティスフォント修道院と、コレクション維持したバーミンガム植物庭園大学とともに「ヨーロッパのバラの歴史」と規定されている。

In France, close to the city of Lyon Odile Masquelier’s Old Roses collection and private Garden - La Bonne Maison in La Mulatière 69350


  • メイアン家
  • デルパール社
  • コルデス家
  • タンタウ家
  • デヴィッド・オースティン
  • ジャック・ハークネス
  • ハークネス社
  • フライヤー社
  • マックグレディ社
  • ポールセン社
  • デルパール社
  • デ・イルスター社

[編集] その他

[編集] 慣用句

  • 慣用句「青いバラ(the blue rose)」神の祝福または、不可能の意
  • 慣用句「under the rose」=秘密の意
  • 慣用句「Run for the roses」=ケンタッキーダービーの意
  • きれいなバラには棘がある:外見が美しいのに気を取られると危険な目に会う事がある

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