近代建築
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近代建築(きんだいけんちく)
- 近代の時期に建てられた建築物。日本では西洋の建築様式や技術が伝わった幕末期以降の建築物で洋風の意匠を取り入れたものを指す。第二次世界大戦後のものは「現代建築」と呼ぶことが多い。
- 近代建築運動の理念に基づいて建てられた建築物、近代主義建築(モダニズム建築参照)。この意味で用いる場合、日本では分離派建築会以降のモダニズム建築を指す(古典様式など、過去の様式を用いた建築物は含まない)。
例えば赤レンガの東京駅は、前者の意味では近代建築になるが、後者の意味では近代建築とはみなされない。後者は一部の建築史家が用いており、一般には前者の意味で用いられる。なお、明治時代以降に建てられた和風建築のことを「近代和風建築」と呼ぶこともある。