道路標示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
道路標示(どうろひょうじ)は道路交通法および道路法に基づき道路の路面に描かれた道路鋲、ペイント、石等による線、記号又は文字である。道路交通法に基づき、都道府県公安委員会が設置する物と、道路法に基づき道路管理者が設置する物がある。
交通事故を未然に防ぐための規制、指示による道路交通の円滑化などを目的に設置されている。日本の道路標示は規制表示、指示標示の2つに区分されている。
なお、区画線は、道路管理者が、道路の構造を保全し、又は交通の安全と円滑を図るため、必要な場所に設けるものであり、法令上の扱いは道路標示とは異なるが、道路交通法においては道路標示とみなされている。
[編集] 規制標示
- 転回禁止 (101)
- 追越しのための右側部分はみ出し通行禁止及び追越し禁止 (102)
- →橙色の線。中にはポールを立てたり(高速道路の暫定2車線に多い)、線の上を走ると音が鳴るようにしている場合もある。
- 進路変更禁止 (102の2)
- 駐停車禁止 (103)
- 駐車禁止 (104)
- 最高速度 (105)
- 立入り禁止部分 (106)
- 停止禁止部分 (107)
- 路側帯 (108)
- → 路側帯
- 駐停車禁止路側帯 (108の2)
- 歩行者用路側帯 (108の3)
- 車両通行帯 (109)
- 優先本線車道 (109の2)
- 車両通行区分 (109の3)
- 特定の種類の車両の通行区分 (109の4)
- 牽引自動車の高速自動車国道通行区分 (109の5)
- 専用通行帯 (109の6)
- 路線バス等優先通行帯 (109の7)
- 牽引自動車の自動車専用道路第一通行帯通行指定区間 (109の8)
- 進行方向別通行区分 (110)
- 右左折の方法 (111)
- 平行駐車 (112)
- 直角駐車 (113)
- 斜め駐車 (114)
- 普通自転車の歩道通行部分 (114の2)
- 普通自転車の交差点進入禁止 (114の3)
- 終わり (115)
[編集] 指示標示
- 横断歩道 (201)
- → 横断歩道
- 斜め横断可 (201の2)
- 自転車横断帯 (201の3)
- 右側通行 (202)
- 停止線 (203)
- 二段停止線 (203の2)
- 進行方向 (204)
- 中央線 (205)
- 車線境界線 (206)
- 安全地帯 (207)
- 安全地帯又は路上障害物に接近 (208)
- 導流帯 (208の2)
- 路面電車停留場 (209)
- 横断歩道又は自転車横断帯あり (210)
- 前方優先道路 (211)