遠山一郎
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遠山 一郎(とおやま いちろう、1937年 - )は東京生、ラテン語専攻の言語学者である。専門は「ラテン語動詞論」「ラテン語の語順」「THEMA-RHEMA」。若年よりフランス詩文の研鑽を重ね、1960年「ステファヌ・マラルメについて」の卒業論文をもって早稲田大学文学部仏文学科卒業、1969年「ラテン語の動詞組織について」の修士論文をもって早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。1978年早稲田大学大学院文学研究科博士課程中退。1970年~1978年パリ第Ⅳ大学-ソルボンヌラテン語研究科(フランス政府給費留学生)に在籍。ジャン・コラール、ギー・セルバ両教授の許でラテン語学を研究する。帰国後、早稲田大学文学部仏文学科に教授として招聘、同大学文学学術院教授となり、2007年3月定年退職。現日仏ギリシア・ローマ学会副会長。
[編集] 著作
[編集] 論文
- ラテン語動詞前接辞について:habereと分詞-to-の機能 1978年
- ラテン語完了迂言法の発達 Ⅰ/Ⅱ 1978-1979年
- フランス語の動詞前接辞 com-について 1986年
- ラテン語動詞前接辞 com-について 1991年
- ラテン語動詞前接辞 com- (プラウトゥスにおける~) 1992年
- 与格の三つの意味価について 1995年
- Jules MAROUZEAU (研究社「英語学人名辞典」辞書項目) 1995年
- ラテン語の語順について 2002年
- ラテン語と日本語の対照言語学からみたラテン語の語順 2003年
- ラテン語動詞組織における mihi videor の言語表現 2006年
- ラテン語動詞組織における mihi videor (je crois)の地位 2007年
[編集] 翻訳
カテゴリ: 出典を必要とする記事 | 1937年生 | 東京都出身の人物 | 日本の言語学者