ノート:酸性食品とアルカリ性食品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
リン酸バッファーについて リン酸バッファーは酸ではなく、ナトリウムやカリウムのリン酸塩ですので、酸性食品とアルカリ性食品の分類で行くと、ほぼ中性でしょう。さらに、バッファー(緩衝液)なのですから、過剰に摂取しても体のPHが変わったりすることはなく、リン酸塩の過剰摂取が問題となるのは、酸性・アルカリ性とは別の問題だと思われます。また、上記の理由で、「リン酸バッファーの過剰摂取が問題となっているのでアルカリ性食品は体によいと言う主張は必ずしも間違いではない」と言う記述は不適当と考えられます。該当部分の削除を提案します。
「酸性食品・アルカリ性食品という分類はスイス・バーゼル大学の生理学者、グスタフ・ブンゲによって提唱された概念であるが、栄養学的には全く根拠のない分類である。」 ”間違い”ではないのでしょうが、独善的と感じられて、非常に抵抗感の伴う記載の仕方です。 「酸性食品・アルカリ性食品という分類はもともと(XX年に)スイス・バーゼル大学の生理学者、グスタフ・ブンゲによって提唱された概念であるが、現在では栄養学的には全く根拠のない分類であるとされている(考えられている)。」のような記載の方法のほうが中立性の観点からは好ましいような気がするんですが。
リン酸バッファーの部分も含めて修正・加筆をしました。ご指摘のように、きつく書きすぎてしまう傾向が私にはあるようで、反省しているところです。こんな書き方はひどいんじゃないと言うところがあれば、どんどん書き直して頂けると有り難いです。酸性・アルカリ性という食品の分類は、「直感的に正しそうな説明」が広く受け入れられている理由だと思いますが、実際にどんな測定をして分類されているのかを考えると、科学的に正しいとは言えないという問題提起のつもりです。子供たちもこのサイトを利用して情報収集しているのかと思いますが、「科学的な正しさ」と「みんなが正しいと言っていること」は違うんだぞと感じてくれれば、そして自分の頭で考えることを始めてくれればいいなと思っています。(TeKi)
件の記述をした者です。やはり削除が妥当というところでしょうか。 一応弁明として件の記述の根拠をここで。
- リン酸塩を多く含む食品はこの方法でいくと酸性に分類される傾向にある。
- 近年リン酸塩摂取量の増加によりリン-カルシウム間の摂取量バランスがリン酸過多にずれる傾向にある。
ということで、この分類法を見直す向きがあった。ということだったのですが、元々の定義が定義なだけにやはり事典の記述としては不適切でしたね。修正どうも。
それから、リン酸バッファーは色々と種類があり必ずしも中性ではありません。水溶液のpHにして2から12の範囲で様々な値を規格とした食品添加物が製品として出荷されています。また、強熱によって分解するものも変化しないものもあります。といってもこれが焼却灰水溶液のpHを決定するわけでもありませんし、過剰摂取で体液のpHが大きく変化することはありませんが。でわ。儀藤 陽 2005年2月8日 (火) 20:16 (UTC)