金村修
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金村修(かねむら おさむ、1964年 - )とは日本の写真家。
モノクロでソリッドな都市の風景を得意とする。
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[編集] 人物
ミュージシャンを志すが、友人にすすめられイメージフォーラムにて映画を学ぶ。アダルトビデオの撮影のバイトをしながら東京綜合写真専門学校で写真家 鈴木清に写真を学ぶ。また、ここで春日昌昭の写真に感銘を受け都市の風景を撮るようになる。卒業後、母校の東京綜合写真専門学校などで講師をしたり、新聞配達などをしながら写真を発表する。
「日本カメラ」誌上の月例コンテストで歯に衣着せぬ講評を行っていたことから、「金村修にしかられたい」というコーナーが作られ、読者の写真に独特の講評を行っている。また自身のワークショップを開くなど、面倒見のいい写真家といえる。
[編集] 経歴
- 1964年、東京生まれ。
- 1986年、イメージフォーラム映像研究所卒業。当時の映像作品(主に8ミリフィルム)では、自らが作品内で行うパンクロック風のパフォーマンスに因る表現が主調であった。
- 1986年、イメージフォーラム卒業生によって東中野に設立された"Studio-Swit's"に参加。ここでSwit's設立の中心メンバー、斉藤利行から写真技術の基礎を習得するやいなや、写真による自己表現に目覚め、機関紙「SWIT'S」に最初の写真作品を発表。
- 1992年、ロッテルダム写真ビエンナーレに招かれて以来、国内外で個展・グループ展多数開催。
- 1993年、東京綜合写真専門学校研究科卒業。
- 1997年、写真家協会新人賞、第13回東川賞新人作家賞、受賞。
- 2000年、史上2番目の若さで、第19回土門拳賞受賞。
- 2001年、情熱大陸で紹介される。
[編集] 写真集
- Mole Unit No.4 「Clash landing」(Mole、1995年)ISBN 9784938628185
- 「Happiness is a Red before Exploding」(ワイズ出版、2000年)ISBN 9784898300534
- 「SPIDER'S STRATEGY」(河出書房新社、2001年)ISBN 9784309904405
- 「I CAN TELL」(芳賀書店、2001年)ISBN 9784826130479
- 「In between No.12 ドイツ、フィンランド」(オシリス、2006年)ISBN 4-903152-11-1
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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