金沢市観光会館
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金沢市観光会館(かなざわしかんこうかいかん)は、石川県金沢市下本多町にある多目的ホールである。1962年に金沢の観光産業と文化・産業の振興を目的で創設された。運営は財団法人金沢芸術創造財団が行っている。
『観光』と名がついているが、設立当初こそ観光物産コーナーを設けていたものの現在はなく、専ら催物ホールと化している。そのため観光客からは「観光物産館と間違えやすい」という声が多く、改称論議が持ち上がった。2006年3月から市文化施設名称検討委員会が検討を続け、2007年3月定例市議会に「『金沢歌劇座』と改称する」という条例改正案を提出することとなった。しかし慣れ親しんだ『観光会館』の名が消えることを惜しむ市民も少なくない。
[編集] 主な施設・座席数
- ホール : 1919席(2階層)
- 大集会室
- 会議室
- 展示室
[編集] 毎年開催されている主なイベント
- 『第九交響曲』金沢公演
- 市民合唱団によるベートーヴェン第九公演の草分け的存在。合わせて『荘厳ミサ曲』(年によって『千鳥の曲』になることもあり)の演奏も行われる。合唱団員は毎年春に公募され、半年間練習を積んでステージに立つ。オーケストラは石川フィルハーモニー交響楽団。
- 『オーケストラと少年少女』
- 市内の小学校で合唱に取り組む児童らがオーケストラ(石川フィル)と協演する。1971年より続けられている歴史あるイベント。
[編集] 外部リンク
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