銕橋
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銕橋(くろがねばし)とは、長崎市の中島川に架かる橋。河口から数えて6番目の橋で、築町と浜町を結ぶ。「てつばし」の呼び名で親しまれており、地元テレビ局は後者の読みを用いる。長崎一の繁華街、浜市アーケードの西側入り口に位置し、通行人が多い。現在の橋は1990年に架け替えられた3代目で、欄干には「鉄橋」の銘が刻まれている。初代「銕橋」は日本初の鉄橋とされている。
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[編集] 「初代」銕橋
1868年(明治元年)8月1日に渡り初めが行われた。銕橋ができる前は「大橋」「第十五橋」などと呼ばれる木造橋が架かっていたが、1867年(慶応3年)の豪雨で橋が大破。それ以前も何度も水害被害を受け流失、大破していることから、有志らが世話人となり、長崎製鉄所の鉄を使い鉄橋を造った。オランダ人技師ホーゲル設計、製鉄所頭取の本木昌造の陣頭指揮による。長さ27メートル、幅6メートル程。1937年(昭和6年)に鉄筋コンクリート製の2代目に架け替えられた。
[編集] 「3代目」鉄橋
1990年(平成2年)に架け替えられた歩行者専用橋である(構造的には車両乗り入れ可能だが、車両を乗り入れる場合は警察の許可を必要とする)。2代目と同じく鉄筋コンクリート製であるが「鉄橋」の名のままである。橋のそばには初代にあった石柱が残されている。橋の中央にはエミリオ・グレコ作の『水浴の女』の像がある。
橋の西側には長崎バス、県営バスの中央橋バス停や築町商店街があり、東側には長崎電気軌道西浜町(アーケード前)電停、浜市アーケードがある。長崎県庁などの官庁街にも近いため、人通りは多い。長崎駅前と並んで、各種団体の街頭活動や路上アーティストらの表現の場にもなっており、国政選挙時には党首クラスが街頭演説を行う。
長崎ランタンフェスティバルの会場のひとつでもあり、橋は巨大オブジェやランタンで彩られる。
[編集] エピソード
- 高支持率を記録した小泉純一郎首相が演説した際には黒山の人だかり。周辺のバス停や電停も人で埋まり、交通マヒ状態となった。2001年の参院選時には内山田洋とクール・ファイブの代表曲をもじって、『長崎は今日も晴れだった』と熱弁
[編集] 周辺施設
- 長崎県庁
- 国道324号
- 浜市商店街
- メルカつきまち