長野オリンピックにおけるアルペンスキー競技
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長野オリンピックにおけるアルペンスキー競技は白馬八方尾根スキー場、志賀高原でほぼ大会全期間に渡り行われた。
目次 |
[編集] 概要
長野オリンピックのアルペンスキー競技は、男女の滑降、スーパー大回転および複合を長野県北安曇郡白馬村の白馬八方尾根スキー場で、男女大回転を長野県下高井郡山ノ内町の志賀高原にある東館山スキー場、男女の回転を同じく志賀高原の焼額山スキー場で実施された。
[編集] 競技場
- 白馬会場(白馬八方尾根スキー場)
- 志賀高原会場(東館山スキー場、焼額山スキー場)
[編集] 困難な日程消化
- 大会開幕までは好天に恵まれ大会準備も滞り無く進み、あとは競技が実施されるだけとなったが、大会開幕とともに天候が崩れがちになり、特に気象条件に大きく左右されやすい高速系種目で日程の変更が相次いだ。
- 2月8日(大会2日目)
- 長野オリンピック開幕を告げるレースとして、冬季オリンピックの花形競技である男子滑降が午前10時から実施される予定だったが、悪天候により競技開始を遅延、午前11時に延期が決定された。男子複合回転を9日、男子複合滑降を10日、男子滑降を11日に変更された。
- 2月9日(大会3日目)
- 男子複合回転を実施する予定が、降雪により開始を2時間遅らせた後に延期が決定された。男子複合回転と女子スーパー大回転は10日、男子滑降を11日、男子複合滑降を12日に変更された。
- 2月10日(大会4日目)
- 男子複合回転を実施。女子スーパー大回転は降雪と視界不良により延期された。女子スーパー大回転を11日、男子滑降を12日午前、男子複合滑降を12日午後に変更された。
- 2月11日(大会5日目)
- 晴天に恵まれ、予定通りに女子スーパー大回転が実施された。
- 2月12日(大会6日目)
- 男子滑降、男子複合滑降が降雨により延期された。男子滑降は13日午前、男子複合滑降は13日午後、男子スーパー大回転は14日に変更された。
- 2月13日(大会7日目)
- やや風が強いものの好天に恵まれ、午前に男子滑降が実施された、午後に男子複合滑降が実施された。日本のコメンタリーブースで実況を担当した山本浩アナウンサーによる冒頭の「ダウンヒルには青空がよく似合います。5日遅れで行われますアルペンスキー男子滑降、多くの人の努力で、ようやく世界のレーサーを迎えることができました。」というコメントは、このレースの実施を選手、大会スタッフ、多くの観客が待ちわびていたことを示している。
- 2月14日(大会8日目)
- 降雨により男子スーパー大回転が延期された。男子スーパー大回転が15日、女子滑降が16日午前、女子複合滑降が16日午後に変更された。この時点で、白馬会場実施分のうち3種目4レースが未消化であるが、白馬会場での競技実施期限が17日であるため、18日以降の志賀高原会場での競技が終了した後、大会最終日に八方尾根に戻っての競技実施も検討され始めた。
- 2月15日(大会9日目)
- 濃霧による視界不良で男子スーパー大回転が延期になり、16日に男子スーパー大回転、女子滑降、女子複合滑降の3レースが組まれることになった。
- 2月16日(大会10日目)
- 朝方はやや霧ががかっていたものの、男子スーパー大回転は午前9時15分からスタート間隔を1分に縮めて、女子滑降は午前10時15分からスタートを複合滑降と同じ場所に下げて、女子複合滑降は午後1時からそれぞれ実施された。史上稀に見る強行スケジュールながら見事に成功した。
- 2月17日(大会11日目)
- 降雪の中、女子複合回転を実施。八方尾根会場における全競技が終了された。
- 2月18日(大会12日目)
- 舞台は志賀高原会場に移り技術系競技が始まるが、前夜の大雪により男子大回転を延期。19日に変更。
- 2月19日(大会13日目)
- 男子大回転、女子回転を実施。
- 2月20日(大会14日目)
- 小雨の中、女子大回転が実施された。
- 2月21日(大会15日目)
- 男子回転が実施された。長野オリンピックにおけるアルペンスキー競技の全競技が終了した。
[編集] 競技結果
オリンピックアルペンスキー競技 |
1936 | 1948 | 1952 | 1956 | 1960 | 1964 | 1968 | 1972 | 1976 | 1980 | 1984 | 1988 | 1992 | 1994 | 1998 | 2002 | 2006 |
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