関よしみ
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関 よしみ(せき よしみ)は、日本の漫画家である。山口県下関市出身。少女漫画の絵柄で、ホラー、サイコ・サスペンスを執筆する。多くの読者に高いトラウマを与えながらも、その卓越したセンスで高い人気を誇り、シュチュエーションホラーの女王と評される人気ホラー作家。
[編集] 略歴
高校在学中に漫画にはまりこみ、執筆活動を開始。卒業後は下関で活動していた文月今日子のアシスタントにつき、平行して「なかよし」に作品を投稿し、新人賞を獲得、1980年に「乙女椿の花の下」で、同雑誌よりデビューを飾る。
デビュー当時のペンネームは伊藤かよこ。「なかよし」で活躍し始めてまもなく現名義に改める。
当初は恋や友情をテーマとした作品を手がけていたが、作品の製作に 伸び悩みを感じていた際に、気分転換に書いた恐怖ものが高い人気をとったことがきっかけで、ホラー漫画家へと転進する。当初は絵で見せる過激な恐怖を追及していたが、限界を感じ、その後は設定やストーリーで恐怖を演出するスタイルを確立、高い人気を誇るようになった。本人いわく「人間こそ一番怖い」とのことで、極限状態で噴出す人間のエゴイズムの怖さや社会のなかに潜む人間の残酷さなどが描かれた作品が多く、ホラーの中にも、社会問題や逆転の構図を描いたSF的な世界観、また、ブラックユーモアなどの多彩な要素がちりばめられ、予想のつかない巧みなストーリー展開もあいなって、作品の魅力となっている。ゆえに「トラウマになったがもう一度よみたい」という読者も多く存在する。
現在は都内で漫画塾の講師などの活動も行っている。
[編集] 人物
- 書籍「漫画家誕生」(新潮社)にインタビューが掲載されている。
- 当初はホラーにはそれほど思い入れもなく、ホラー映画好きには「なぜお金を払って怖い思いをしに行くのか」と疑問におもっていた。
- 漫画に行き詰ると前向きな行動を行うとのこと。これまで、バイクによるツーリング、老人介護の資格取得、漫画講座での講師などを行っている。
- 漫画講座では「生徒に教わることも多い」とのこと。
- 何故かニワトリが非常に苦手である。