闘犬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
闘犬(とうけん)は、犬と犬が戦う競技。
娯楽としての闘犬競技は、古代からさまざまな地域で行われていた。
闘犬競技に用いられる犬種としては、ボクサーや土佐闘犬などに代表されるマスティフ種が代表的だが、古くはスピッツ種に分類される秋田犬等大型の狩猟犬も競技に参加していた。 また、犬同士ではなく犬数頭と牛を戦わせるイギリスの「牛苛め」にはブルドッグが用いられた。
また、熊と戦わせるイギリスの「熊苛め」にはブルテリアが用いられた。
日本では、高知県や秋田県でも行われていた。高知県は土佐闘犬と呼ばれる犬を檻の中に入れて戦わせる。高知県においては現在でも行われているが、秋田県は秋田犬と呼ばれる犬を猟師たちの格好の遊びとして戦わせていた。秋田県の方は明治時代に禁止されているようである。
また、アメリカにおいては賭け事の一端として闘犬が行われるケースがある。ルールなしのデスマッチ形式で飼い主が相手の飼い主に謝らない限り試合は続行され、場合によっては死ぬまで戦わせる。現在では闘犬は動物虐待として認められていて、人道的な観点から法律的に禁じられている。
現代ドイツにおいては、闘犬向けに改良されたとされる犬種がリストアップされ、当該する犬種の飼い主は厳重な注意を求められる。
[編集] 映画
[編集] 漫画
[編集] 関連項目
カテゴリ: アニマルスポーツ | スポーツ競技 | 犬 | スポーツ関連のスタブ項目