青海波
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青海波(せいかいは)は
- 雅楽の演目(本項で説明)
- 1の衣装に使われる文様。半円形を三重に重ね、波のように反復させたもの。
- 清元の曲。明治三十年初演。永井素岳作詞、二世清元梅吉作曲。
[編集] 青海波(雅楽)
左方(唐楽)に属する盤渉調(ばんしきちょう)の二人舞。中国の青海地方にある青海という湖を歌った俗謡が素という。
二人の楽人がゆったりと袖を振りながら舞う非常に優美な舞で、源氏物語紅葉賀の場面に取り上げられたことで有名。
管弦にも用いられるが、舞楽では同じく盤渉調の輪台という曲目の後に舞うのが慣例で、通常「青海波」と呼ぶのは輪台・青海波を一曲として扱うものである。