音曲
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音曲(おんぎょく)とは、近世において音楽、あるいは音楽を用いた芸能のことを指した。転じて、現代では古語に近いが、近世邦楽を主として、その他の関連する音楽を中心とした伝統芸能を意味している。そのため古代の音楽や宗教音楽である雅楽や声明などを含めないことが多い(雅楽は「音楽」、「楽」と呼ばれることが多かった)。現代では一部を除いてあまり使われなくなり、「音楽」と呼ばれることが多い。
『守貞謾稿』巻之二十三、音曲の項に挙げられている伝統芸能を中心に、以下に列挙する。
以上の中には、現在廃絶しているものもある。
ただし、これらの伝統芸能のうち、視覚的要素をのぞく聴覚的要素のみを指す言葉としても、“音曲”という言葉は用いられる。
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