願証寺
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願証寺(がんしょうじ)は、三重県桑名市長島町又木(旧桑名郡長島町)にある浄土真宗本願寺派の仏教寺院。
永正年間(1504年-1521年)に、浄土真宗第八代蓮如の六男蓮淳が創建した。後、次男の実慧が継職する。永禄3年(1560年)、証恵の代に院家を勅許された。
天正2年(1574年)、織田信長の長島一向一揆討伐によって退転した。
慶長年間に七世准恵が復興し、正徳5年(1715年)琢誓が真宗高田派に転派したので、門徒が離散した。江戸幕府は、願勝寺の名古屋・桑名・松坂・長島の分院を没収したが、後に返還されて名古屋分院が願証寺となり、桑名分院は本願寺派名古屋別院となった。