風の旅団
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風の旅団(かぜのりょだん)は、1970年代に活動したテント劇団曲馬館から派生したテント劇団。桜井大造をリーダーとして、京都大学西部講堂のほか、博多、広島など毎年日本全国を巡業していた。
テーマとして、朝鮮、山谷寄せ場など政治的な問題を扱い、また、それらの運動とのかかわりも深かった。1989年の東京大学駒場寮公演で学生5名の逮捕者を出す刑事事件となったことをはじめ、多くの刑事事件に関わっていることに関して関係者は「テーマとして、朝鮮、山谷寄せ場など政治的な問題を扱っていたため、国家権力からの弾圧も受けている」と考えている。
主な役者は桜井大造、香乃カノ子、大谷蛮天門、水野慶子、水畑功、いむたこうし、小間慶大など。
劇中音楽を担当したオルケスタ・デル・ビエントには篠田昌巳、大熊亘などのミュージシャンが結集していた。