香合

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香合（こうごう）とは、香をいれる蓋付きの小さな容器。茶道具の一種であり、また仏具の一種でもある。香蓋とも書かれるが当て字。また合子（ごうす、ごうし）ともいう。

[編集] 茶道における香合

茶を点てる前、湯を沸かす時に炉等で焚くための香を中に入れる。香合の中には必ず3個入れておき、その内2個を炭の近くに落し入れ、薫じさせる。残り1個はそのまま拝見に回す。風炉と炉では用いる香が違う為、香合も異なる。

• 風炉（11月～4月）

香木（角割）を入れる。漆塗り、唐木、竹製などの香合。

• 炉（5月～10月）

練香をいれる。焼物の香合。（練香の湿気が漆器を傷める為）

• 季節問わず

ハマグリなどの貝類、金属類。

[編集] 仏具における香合

一般に焼香、抹香を入れる。また塗香入れにも用いる。