高松サンポート合同庁舎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高松サンポート合同庁舎(たかまつさんぽーとごうどうちょうしゃ)は高松市サンポート3-33にある国の出先機関の合同庁舎である。それまで市内に散在していた四国を統轄する機関のほとんどがこの建物に集中する。この施設は「高松市内に点散し、それぞれ老朽・狭隘化した庁舎で業務を行 っている国の22の地方支分部局を新たな街区形成を行っているサンポート高松地区 に集約・合同化することにより、利用者の利便性の向上と執務環境・能率の向上を図るとともに、災害時における四国地方の対策活動を行う防災拠点としての機能を有する施設」として計画された。
[編集] A棟
棟屋 |
|
|
---|---|---|
14階 |
|
|
13階 |
|
|
12階 | ||
11階 | ||
10階 | ||
9階 | ||
8階 | ||
7階 | 産業保安監督部 |
|
6階 | ||
5階 | ||
4階 |
|
|
3階 |
|
|
2階 |
|
|
1階 |
|
|
地下1階 |
|
|
地下2階 |
2006年11月に完成。高層棟と低層棟からなり敷地面積6389平方メートル、建築面積3002平方メートル、延べ床面積2万9847平方メートル、高層棟は鉄骨造地上14階地下2階建て、低層棟は鉄骨造地上2階地下1階建てで、地上と地下に計123台の駐車場が整備されている。
四国地方の防災拠点となるだけに、高松で大規模災害が起こった場合でも支障なくその役割を保てる対策が施されている。特に安全耐震性は構造体Ⅰ類と高い基準で設計され、さらに津波、高潮対策として地下階の水没を防ぐため地盤高がTP+3.5mに設定されている。他にも72時間連続運転可能な非常用発電機や非常時の断水対策用に4日分の上水と7日分の中水の備蓄、下水道遮断時用に7日分の排水を貯留する非常用排水槽が設置されている。
四国地方整備局、四国厚生支局、香川労働局、高松労働基準監督署、中央労働委員会事務局四国地方事務所、四国経済産業局、中国四国産業保安監督部四国支部の計7官署が入居する。
[編集] B棟
A棟の南側に建設予定で、敷地面積は約4600平方メートル。A棟とほぼ同規模となる予定で、四国財務局や四国運輸局、四国管区警察局など15官署が入居する予定である。