高松市
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高松市(たかまつし)は、四国の北東部、香川県のほぼ中央に位置する都市で、同県の県庁所在地である。旧香川郡。国から中核市に指定されている。
目次 |
[編集] 概要
瀬戸内海に面する四国の港町の一つで、本州に最も近い地の利を利用して、江戸時代には譜代大名・高松松平氏の城下町として盛えた。高松都市圏の人口は約67万人(2000年都市雇用圏)。 高松シンボルタワーが、シンボル的存在になっている。
[編集] 地理
瀬戸内海に面し、讃岐平野が広がる。市域の西部は香東川の土砂が堆積して出来た扇状地から成っている。東部は春日川や新川によってできた氾濫平野で、その河口部は三角州からなる海岸平野である。台風が四国付近を通過したときには度々高潮の被害が発生する。2004年8月31日未明に襲来した台風16号は通過した時間帯と大潮の満潮が重なったため地域によっては最大2m近くの高潮が襲来。その日一日都市機能が麻痺した。
又、干ばつにも多く見舞われてきたため、歴史的に非常に多くのため池が造られ、市内の至る所で大小様々なため池が見られる。
北東部には、瀬戸内海に突き出た溶岩台地で、源平合戦の古戦場である屋島がある。市の北西部も丘陵となっている。又、日本で初めて国立公園に指定された瀬戸内海国立公園の中心に位置しており、その瀬戸内海には島嶼が点在する。
市内の難読地名としては中間町(なかつま)、亀水町(たるみ)、小村町(おもれ)などがある。
[編集] 気候
瀬戸内型気候区に属し、降水量は少なく、日照時間は長いため、年間を通じて温暖な気候である。
降水量が少なく、雨が降ったとしても大きな川が無いため、すぐに海へと流れ出てしまう点から、数十年単位で大渇水に見舞われる。又、渇水とまでは至らないが、香川県の水源である高知県の早明浦ダムが底を尽き、県内で取水制限が実施される事は毎年のように起こり、珍しいことではない。しかしそれでも、1974年に香川用水が通水し、徳島県の吉野川を経由した高知県の早明浦ダムの水が供給されるようになった為、顕著な干ばつ被害は少なくなった方である。
[編集] 日照時間
- 高松市月別日照時間平年値表
1月:143.6時間
2月:142.0時間
3月:171.0時間
4月:191.8時間
5月:210.0時間
6月:165.1時間
7月:205.6時間
8月:225.6時間
9月:155.6時間
10月:169.9時間
11月:145.7時間
12月:150.9時間
[編集] 降水量
- 高松市月別降水量平年値表
1月:39.3mm
2月:47.6mm
3月:73.3mm
4月:86.4mm
5月:100.1mm
6月:158.5mm
7月:134.6mm
8月:92.3mm
9月:187.2mm
10月:108.2mm
11月:62.4mm
12月:33.8mm
[編集] 人口
地域名 | 総数 | 男 | 女 | 世帯数 | 平均世帯人員 |
---|---|---|---|---|---|
本庁 | 75,843 | 35,931 | 39,912 | 36,938 | 2.05 |
鶴尾 | 17,742 | 8,679 | 9,063 | 8,941 | 1.98 |
太田 | 30,641 | 14,903 | 15,738 | 12,407 | 2.47 |
木太 | 31,457 | 15,221 | 16,236 | 12,890 | 2.44 |
古高松 | 20,685 | 9,976 | 10,709 | 7,230 | 2.86 |
屋島 | 22,827 | 11,776 | 11,051 | 9,205 | 2.48 |
前田 | 4,933 | 2,379 | 2,554 | 2,026 | 2.43 |
川添 | 9,494 | 4,510 | 4,984 | 4,051 | 2.34 |
林 | 7,542 | 3,694 | 3,848 | 3,088 | 2.44 |
三谷 | 3,368 | 1,662 | 1,706 | 1,257 | 2.68 |
多肥 | 9,216 | 4,476 | 4,740 | 3,549 | 2.60 |
仏生山 | 9,377 | 4,473 | 4,904 | 3,859 | 2.43 |
一宮 | 15,908 | 7,565 | 8,343 | 6,494 | 2.45 |
川岡 | 4,469 | 2,119 | 2,350 | 1,703 | 2.62 |
円座 | 9,882 | 4,771 | 5,111 | 3,671 | 2.69 |
檀紙 | 7,098 | 3,454 | 3,644 | 2,612 | 2.71 |
弦打 | 10,381 | 5,074 | 5,307 | 4,412 | 2.35 |
鬼無 | 5,921 | 2,854 | 3,067 | 2,251 | 2.63 |
香西 | 10,869 | 5,274 | 5,595 | 4,492 | 2.42 |
下笠居 | 6,711 | 3,230 | 3,481 | 2,447 | 2.74 |
女木 | 232 | 107 | 125 | 123 | 1.89 |
男木 | 236 | 108 | 128 | 137 | 1.72 |
山田 | 23,332 | 11,266 | 12,066 | 8,507 | 2.74 |
塩江 | 3,486 | 1,682 | 1,804 | 1,327 | 2.63 |
香南 | 7,996 | 3,956 | 4,040 | 2,665 | 3.00 |
香川 | 25,105 | 12,126 | 12,979 | 9,016 | 2.78 |
国分寺 | 24,987 | 12,012 | 12,975 | 8,898 | 2.81 |
庵治 | 6,387 | 3,063 | 3,324 | 2,171 | 2.94 |
牟礼 | 18,368 | 8,829 | 9,539 | 6,730 | 2.73 |
総数 | 424,520 | 204,323 | 220,197 | 174,168 | 2.44 |
備考 | 人口の時点は2006年4月。 |
[編集] 歴史
- 1587年 生駒親正が香東郡篦原(のはらの)庄(現在のほぼ旧市内)に高松城とその城下町を築き、高松の基礎を築いた。
- 1642年 松平頼重(徳川光圀の兄)が、水戸から高松に転入した。以来明治維新まで、高松は、水戸徳川家の分家に当たる高松松平氏の治下に置かれた。
- 明治維新から第二次大戦まで
- 1888年 香川県が愛媛県から分離されて発足し、高松はその県庁所在地となった。
- 1890年2月15日 市制施行。(香川郡東濱村と中ノ村の一部をこのときに編入。)
- 1914年5月1日 香川郡宮脇村と合併。
- 1921年1月1日 香川郡東濱村と合併。
- 1921年11月1日 香川郡栗林村と合併。この時点での市域を「旧市内」という。
- 1940年2月11日 木田郡屋島町・古高松村・木太村、香川郡太田村・鷺田村と合併
- 1945年7月4日 高松空襲。被災者約86400名、犠牲者約1400名。
- 第二次大戦後
- 1954年4月1日 香川郡一宮村の一部との間で境界を変更。
- 1956年9月30日 木田郡三谷村・林村・川添村・前田村、香川郡下笠居村・香西町・上笠居村・弦打村・檀紙村・円座村・川岡村・一宮村・多肥村・仏生山町・雌雄島村と合併。
- 1958年4月1日 香川郡香川町の一部との間で境界を変更。
- 1966年7月1日 木田郡山田町と合併。
- 1983年4月1日 綾歌郡綾南町の一部との間で境界を変更。
- 1999年4月1日 中核市に移行。
- 2005年9月26日 香川郡塩江町と合併。
- 2006年1月10日 木田郡牟礼町・庵治町、香川郡香川町・香南町、綾歌郡国分寺町と合併。
編入された年月日 | 編入された町村 | 廃止時の人口 | 廃止時の面積 | 廃止時の首長 | 編入によって新たに高松市に出来た町 |
---|---|---|---|---|---|
1890年2月15日 | 高松市市制施行 | 42,883 | 2.85 | ― | ― |
1914年5月1日 | 香川郡宮脇村 | 3,750 | 2.72 | 不明 | 宮脇町、昭和町、幸町、九番丁、十番丁 |
1921年1月1日 | 香川郡東濱村 | 7,085 | 2.27 | 久本良八 | 鹽上町、福岡町、松嶋町、花園町 |
1921年11月1日 | 香川郡栗林村 | 7,574 | 1.94 | 井上正義 | 栗林町、櫻町、楠上町、花ノ宮町、藤塚町、上之町、中野町 |
1940年2月11日 | 木田郡木太村 | 3,371 | 5.81 | 葛西作太郎 | 木太町 |
木田郡古高松村 | 4,888 | 12.83 | 上枝英雄 | 高松町、春日町、新田町甲、新田町乙 | |
木田郡屋島町 | 5,508 | 10.41 | 森田惣吉 | 屋島東町、屋島中町、屋島西町 | |
香川郡鷺田村 | 7,472 | 6.16 | 内井市太郎 | 峰山町、室町、室新町、東ハゼ町、西ハゼ町、紙町、松竝町、西春日町、勅使町、田村町、上天神町、三條町 | |
香川郡太田村 | 4,745 | 6.02 | 加藤甚助 | 観光町、上福岡町、松繩町、伏石町、太田下町、太田上町、今里町 | |
1956年9月30日 | 木田郡前田村 | 4,004 | 6.00 | 木村文土 | 前田西町、前田東町、亀田町 |
木田郡川添村 | 3,899 | 4.49 | 新田義雄 | 元山町、東山崎町、下田井町 | |
木田郡林村 | 3,652 | 5.58 | 宮井政雄 | 林町、六条町、上林町 | |
木田郡三谷村 | 3,238 | 8.53 | 河野平一 | 三谷町 | |
香川郡多肥村 | 3,238 | 3.96 | 福田専一 | 多肥下町、多肥上町、出作町 | |
香川郡仏生山町 | 5,738 | 2.95 | 松下新太郎 | 仏生山町甲、仏生山町乙 | |
香川郡一宮村 | 5,891 | 7.51 | 中西信男 | 一宮町、三名町、鹿角町、成合町、寺井町 | |
香川郡川岡村 | 3,775 | 5.40 | 堀川忠一郎 | 川部町、岡本町 | |
香川郡円座村 | 4,549 | 5.00 | 高木藤太郎 | 円座町、西山崎町 | |
香川郡檀紙村 | 5,512 | 7.74 | 田山数一 | 檀紙町、御廐町、中間町 | |
香川郡弦打村 | 4,550 | 6.99 | 梶 清 | 郷東町、鶴市町、飯田町 | |
香川郡上笠居村 | 4,889 | 6.83 | 神高恒雄 | 鬼無町藤井、鬼無町是竹、鬼無町佐料、鬼無町佐藤、鬼無町山口、鬼無町鬼無 | |
香川郡香西町 | 6,568 | 3.99 | 本田忠雄 | 香西本町、香西東町、香西南町、香西西町、香西北町 | |
香川郡下笠居村 | 6,568 | 18.74 | 高橋 豊 | 神在川窪町、植松町、中山町、生島町、亀水町 | |
香川郡雌雄島村 | 2,026 | 3.93 | 藤本真照 | 女木町、男木町 | |
1966年7月1日 | 木田郡山田町 | 14,272 | 40.86 | 赤松 彰 | 川島本町、川島東町、由良町、小村町、亀田南町、十川西町、十川東町、池田町、東植田町、西植田町、菅沢町 |
2005年9月26日 | 香川郡塩江町 | 3,640 | 80.10 | 中井 弘 | 塩江町安原下第1号、塩江町安原下第2号、塩江町安原下第3号、塩江町上西甲、塩江町上西乙、塩江町安原上、塩江町安原上東 |
2006年1月10日 | 木田郡牟礼町 | 18,208 | 16.48 | 高木英一 | 牟礼町牟礼、牟礼町大町、牟礼町原 |
木田郡庵治町 | 6,259 | 15.83 | 梶川正孝 | 庵治町 | |
香川郡香川町 | 24,385 | 27.33 | 岡 弘司 | 香川町大野、香川町寺井、香川町浅野、香川町川内原、香川町川東上、香川町川東下、香川町東谷、香川町安原下第1号、香川町安原下第3号 | |
香川郡香南町 | 7,914 | 14.72 | 辻 正雄 | 香南町岡、香南町由佐、香南町西庄、香南町池内、香南町横井、香南町吉光 | |
綾歌郡国分寺町 | 24,250 | 26.25 | 福井則史 | 国分寺町新居、国分寺町国分、国分寺町福家、国分寺町福家甲、国分寺町福家乙、国分寺町新名、国分寺町柏原 |
※人口の単位は人、面積の単位はkm²。町名及びその字体は編入時のもので、必ずしも現在の地名と一致しない。
また、1958年4月1日に香川郡香川町の一部との間で境界を変更した際、同町大字寺井の大部分を編入して寺井町ができたが、南部の一部は編入されず、そのまま香川町大字寺井として残った。
[編集] 行政
[編集] 高松市の機関
[編集] 国の出先機関
名称 | 省庁 | 管轄地域 | 所在地 |
---|---|---|---|
香川社会保険事務局 | 社会保険庁 | 香川県 | 高松市寿町二丁目1番1号 |
香川労働局 | 厚生労働省 | 高松市サンポート3番33号 | |
四国厚生支局 | 四国 | ||
四国行政評価支局 | 総務省 | 高松市松島町一丁目17番33号 | |
高松法務局 | 法務省 | 高松市丸の内1番1号 | |
高松矯正管区 | |||
高松入国管理局 | |||
四国地方更正保護委員会 | |||
四国公安調査局 | 公安調査庁 | ||
四国財務局 | 財務省 | 高松市中野町26番1号 | |
高松国税局 | 国税庁 | 高松市天神前2番10号 | |
四国経済産業局 | 経済産業省 | 高松市サンポート3番33号 | |
四国地方整備局 | 国土交通省 | ||
四国運輸局 | 高松市松島町一丁目17番33号 |
四国を統括する国の出先機関の大半が高松に置かれている。総務省四国総合通信局やNTT西日本、日本郵政公社四国支社などのいわゆる通信系は松山市、四国森林管理局は高知市に置かれている。
高松にこれだけの国の出先機関が集中しているのは、単に徳島市を除くほかの県庁所在地に比べ地理的に本州に近く、四国の玄関口であったこともある。しかしその経緯には四国の県知事が集まり出先機関の位置を決めるときに投票か行われ、香川県と愛媛県は自らの県に投票したが、高知県は徳島県に、徳島県は香川県に投票したため、香川県が2票で最多票となり結果的に香川県の高松に決まったという経緯がある。
現在、香川県と高松市は再開発サンポート高松に「高松サンポート合同庁舎」を建設して、そこへ現在市内に分散している国の出先機関を集約し、道州制の州都を視野に入れた四国の中核管理都市としての地位を確固たるものにしようとしている。
[編集] 高松市議会
- 定数:51人(旧市内40人、旧6町計11人)
- 議長:綾野和男(同志会)
- 副議長:妻鹿常男(同志会)
- 所在地:高松市番町
[編集] 会派
- 同志会(25名)
- 市民フォーラム(9人)
- 公明党(6人)
- 共産党(4名)
- 無所属(5名)
[編集] 常任委員会
- 総務消防常任委員会
- 教育民生常任委員会
- 建設水道常任委員会
- 経済環境常任委員会
[編集] 特別委員会
- 公共交通対策特別委員会
- 高松城跡整備・天守閣復元特別委員会
- 市民病院のあり方に関する特別委員会
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 国内
[編集] 海外
セントピーターズバーグ市(アメリカ合衆国 フロリダ州)
トゥール市(フランス共和国 アンドル=エ=ロワール県)
南昌市(中華人民共和国 江西省)
[編集] 都市計画
[編集] 再開発事業
現在、四国で道州制が導入された際の州都の誘致や、商店街活性化の為の再開発事業が進行している。支店経済に頼らない経済の再活性化を目指している。
主な再開発事業としては以下のとおり。
- 高松港頭地区総合整備事業(愛称:サンポート高松)
- 詳細はサンポート高松を参照
- サンポート高松の愛称で知られるこの事業は、バブル経済期に香川県と高松市が主体となり同最大の再開発事業として計画された。これは「瀬戸大橋開通による宇高連絡船の廃止で失われた高松港の拠点性の再興、国際化、情報化に対応した新都心づくり」を目的としている。計画以後バブル崩壊による資金難などで計画の縮小を重ねたが、2001年5月13日から一部供用が開始された。
- 2004年3月30日には核となる商業施設である「高松シンボルタワー」が開業し、内外の注目を集めた。しかし、県外企業の誘致に失敗し、県内企業の進出を促した結果、その大半が市中心部のテナントビルからの移転となった為、中心部のビル空室率が異常に高い数字となってしまい、その将来性が危ぶまれている。その結果、地価下落率全国ワースト3に入る迄になった。また、一部の市民や議会議員からは「ムダな公共事業」と非難が噴出している。既存市街地の空室率の高さに対する対策や、用地の半分近くを占める空き地の利用など課題は多いものの、商業系店鋪の売り上げは好調であり、観光資源としてはとりあえずのところ成功しているといえる。残る供用予定の施設として、国の合同庁舎や人工海浜などがある。
- 瓦町駅地区市街地開発事業
- 琴電片原町駅西地区再開発事業
- かつて琴電片原町駅西側地区は、高松市の北部商業地区の拠点であり、商業活動が活発であった。しかし高度経済成長期以降、商業活動の沈静化や居住環境の悪化等が見られるようになった。そのため、それらのこの地区を取り巻く環境の変化に対応する市街地再開発事業が計画された。
- 全体の計画としては、商店街以北、県道高松港線以南、コトデン片原町駅以西、通称フェリー通り以東において地区を4つの街区に分け、商業施設や住居施設を建設するものである。先ず、第3街区(約0.4ha)において1997年2月、片原町駅西第3街区市街地再開発組合が設立され、2000年3月再開発ビルが着工し、2002年1月末に竣工した。第3区の再開発ビルは地上13階建て、建築面積約2,100㎡、延べ床面積は約16,800㎡で、9区画の商業・業務施設と94戸の住居で構成されており、1階~4階には高松市生涯学習センターも入居している。
- 高松丸亀町商店街再開発事業
- 丸亀町商店街は高松城築城とともに開かれ、400年の歴史を持つ高松で最も古い商店街である。南北に全長470メートルで、衣料品店を中心に約150の専門店を擁する高松市最大の商店街であるが、近年他の地方都市と同様に郊外型の大型店に圧され商店街は空店舗が目立ち始めた。
- この計画は丸亀町商店街振興組合によって商店街全盛期の昭和58年に計画され、街をAからGの7つの街区に分け再開発するものである。具体的な計画は、多数の地権者が存在する現在の建物を解体して、街路の幅員を現在の8メートルから11メートルに拡張し、そこに再開発ビルを建てるというものである。2005年には、最北端に位置し、兵庫町商店街と片原町商店街が接続するA街区の解体工事が開始された。計画ではA街区の事業効果を見て最南端に位置するG街区が着工予定であるが、その間のB~F街区は今のところ着工の予定はない。高松市に大規模事業等見直し対象に指定された為である。
- そして、A街区が「高松丸亀町壱番街」として2006年12月10日にグランドオープンすることが2006年10月30日の記者会見で明らかになった。2006年11月3日に隣接する高松三越のテナントとして東館一部の高級ブランド店が先行オープンした。
[編集] 経済
中央官庁や、首都・東京の大企業の四国を統轄する出先機関が集中するため、「支店経済都市」とも呼ばれる。四国の交通の中心都市となっているが、本四架橋の開通や、四国での高速交通網整備、バブル崩壊後の構造不況などが重なり、都市間競争の激化に伴って、四国における拠点性の維持が課題となっている。
[編集] 商業
[編集] 商店街
- 詳細は高松中央商店街を参照
高松市中心部では商店街が発達しており、市内8つの商店街(兵庫町、片原町西部、片原町東部、丸亀町、ライオン通り、南新町、トキワ街、田町)の総称を「高松中央商店街」と言う。商店街のほぼ全てを覆うアーケードは総延長が2.7kmあり、総延長では日本一の長さを誇る(大阪天神橋筋商店街の総延長が2.6km)。一日の往来は約28万人で、約800の小売店、飲食店が軒を連ねている。主に丸亀町周辺には全国チェーンの店や高級品を扱う店鋪が多く、南新町、トキワ街などに南進する程に庶民的な店が増えて行く傾向にある。
かつては、大都市の商店街にも劣らない程の賑わいを見せていたが、近年では他の地方都市と同様に、郊外の大型ショッピングセンターやロードサイドショップに消費者が流れ、有力テナントが撤退するなど、状況は劣勢になって来ている。このため、現在は丸亀町、三越高松店周辺では大規模な再開発事業が始まっており、商店街の起爆剤として期待されている。その他、このほど高松市内を中心に新規出店の店舗やおしゃれな店舗が開店し始め、高松も少しながらおしゃれでにぎやかになってきているが、この商店街も空き店舗等に若者向けの服や雑貨、美容院などができ始め、若者向けの店舗も増えてきている。尚、1990年代までは90%がたの店鋪が三越高松店の定休日に合わせた月曜定休で、現在も月曜定休の店鋪は半数ほどに上る。
[編集] デパート
高松には三越や天満屋などのデパートがあるが、いずれも郊外型の大型ショッピングセンターに圧されている。現在、高松天満屋の入居している高松琴平電気鉄道瓦町ビルには、以前に中心商店街の活性化を図って誘致された「コトデンそごう」が入居していた。しかし、そごうの経営破綻にともない閉店し、その後天満屋が入居したという経緯がある。その煽りを受けて、高松琴平電気鉄道自身も倒産し、現在経営再建中である。
- 三越高松店
- 高松天満屋
[編集] スーパーマーケット
高松にはスーパーマーケットが数多く存在し、主に県外客の多い大型ショッピングセンターに対し、市民の台所として賑わっている。また、四国各県の代表的なスーパーマーケットがすべて揃っているのが特徴である。
なお、CGCグループ加盟社はない。(加盟社がないのは香川県と沖縄県のみ)
[編集] コンビニエンスストア
現在、高松市内ではコンビニ業界最大手セブン-イレブンとam/pmを除く、ほぼ全ての大手コンビニチェーンが店鋪を展開している。このため、四国内でも有数のコンビニ激戦区となっており、頻繁に新店鋪の開店と既存店鋪の閉店が繰り返されているのが現状。特に2001年にファミリーマートが進出した際には、先に店鋪展開していたミニストップ・ポプラ・デイリーヤマザキが大打撃を受け、大幅に店鋪数を減らす事となった。なお現在でも、一部コンビニチェーンでは積極的に店鋪網を拡大し続けている事から、今後更にコンビニ間での競争が激化する可能性もある。最近ではローソンの閉鎖が目立つ。
一方、コンビニATMに関しては地元銀行の百十四銀行が否定的であるため、ごく少数のローソンに中国銀行管理のローソンATMが設置されているのみとなっている(今後も増設を予定している)。また、百十四銀行が主要株主となっている香川銀行も百十四銀行の意向を無視できないこともあり、消極的である。
イーネットは百十四銀行との提携を一旦諦め、2006年11月に中国銀行との提携で県内のファミリーマートほぼ全店に設置した。
しかし、導入しないことでユーザーの強い反発を受け、同じく導入に消極的だった四国内地銀他行が次々と導入を決めたことによる危機感からか百十四銀行も2008年1月を目処にイーネット提携のATMを設置することになった。
- 市内で店鋪を展開しているコンビニエンスストア(2007年4月現在)
※ このうち、サンクスは「株式会社サンクスアンドアソシエイツ東四国」のエリアフランチャイズで、唯一の県内資本のコンビニとなっている(サークルKを運営する株式会社サークルK四国は愛媛県が本社で、県内では少数派)。以前はミニストップもJR四国との合弁だったが、前述のように他チェーンとの競争に敗れた上、親会社のJR四国も経営危機に陥った事から、2004年にJR四国はミニストップを手放すこととなった。かつてはココストアもあったが、高松市からは完全撤退、香川県全体でもすでに実質撤退状態(2店舗のみ)であったが、2006年の秋、唯一宇多津町にあった店舗が撤退し、(現在同店舗はデイリーヤマザキになっている。)四国から全面撤退している。(同社HPに四国での店舗の記載がない。)
※ 高松への進出が最も早かったのはローソンで、1990年代前半まではローソン1社体制が続いていた。
[編集] 大型ショッピングセンター
香川県内最大規模のショッピングセンターである「ゆめタウン高松」は、香川県内のみならず、徳島県北部からも消費者を集めており、今や高松市内最大の集客施設といっても過言ではない。年間来客数は東京ディズニーランドの年間来場者数の半分程度の約1300万人(半分程度と言ってもかなりの集客数)。また、イズミグループのゆめタウン全店の中でもトップクラスの売上高で、05年売上は同全店、1位となるなど、香川県という小さい県でありながら最大級の店舗として人気を誇っている。この成功の裏には香川県の交通機関を熟知した駐車場優先の店舗作りがある。ゆめタウン高松は国道11号線上という立地の良さに加え、屋上、地下、平地と出店当初から過剰とも思える無料駐車場を用意した。その駐車スペースは売り場面積のおおよそ4倍にも上る。香川県(高松市)は公共交通機関が発達しておらず、県民の多くは自転車及び自動車を利用するため、結果として開店当初から多くの客を取り入れることに成功した。その後売り場面積に比例するように駐車スペースは拡大しつつあるが、週末ともなればこの巨大駐車スペースすらも満車になるという繁盛振りを見せている。
さらに、イオンによるショッピングセンターの出店やゆめタウン高松の増床など、大型ショッピングセンターや複合型ショッピングゾーンの建設が相次いでおり、中心市街地の衰退に今後より拍車がかかるのではないか、香川県内がオーバーストア状態になるのではないか、最終的に共倒れになるのではないか、など多くの意見が多方面から出されている。
なお、2005年11月27日のダイエー屋島店の閉店により、全国チェーンのショッピングセンターはサティのみとなった。しかし一度、2000年2月に県内の他地域に数店舗を残し高松市からは撤退しているイオンは2006年11月以降に再進出の計画がある。2007年4月19日には高松市香西本町の埋立地に「イオン高松ショッピングセンター」が開店予定である。これらを始めとして高松市内には多数の大型店舗が立地しているが、そのほとんどは高松市以外を拠点とするショッピングセンターで、地元の資本で最も店舗面積を占めるのは「パワーシティ」を運営するマルナカである。
- 高松市における商業施設の店舗面積別順位
- ゆめタウン高松(54,600m2)
- イオン高松ショッピングセンター(42,000m2)
- 高松・天満屋(29,196m2)
- 高松サティ(26,546m2)
- 高松三越(22,474m2)
- パワーシティ屋島
- フジグラン十川(12,356m2)
- パワーシティレインボー
[編集] 映画館
1980年代には一般館9館、成人館2館を数えたが、1999年の高松サティ内のワーナー・マイカル・シネマズ高松開業で洋画系の閉館が相次ぎ、2004年には邦画各社の系列館が全滅する事態となり、これらが集中していた常磐街はただでさえ衰退している高松中央商店街の中でもその落ち込みぶりは際立っている。また相次ぐ映画館の閉館で、成人館だった高松大映は2001年に一般館に変更、同じビルのホールソレイユに合わせてソレイユ2と改名している。この両館は高松市中心部最後の映画館だが、いわゆるミニシアターである。成人館は「ロッポニカ高松」の1館のみで、にっかつ(当時)がロマンポルノから一般路線に戻ろうとして失敗した「ロッポニカ」を偲ばせる唯一の施設である。現在はワーナー・マイカル・シネマズ高松にほぼ集約された格好で、同所は高松市街地からやや東に外れている。
- かつて存在していた映画館
- 高松東宝
- 高松東映(セントラル高松1)
- 高松松竹(セントラル高松2)
- OSライオンカン
- スカラ座
- グランド劇場
- グランド松竹
- 玉藻劇場
[編集] 本社を置く企業
- 朝日スチール工業
- 穴吹興産
- 穴吹工務店
- 穴吹ハウジングサービス
- 宇高国道フェリー
- 讃岐うどんの庄 かな泉
- NTTドコモ四国
- 香川銀行
- 香川証券
- カナック
- 国方防虫化学
- 光洋プロダック
- STNet
- サンコー
- サンライフ
- 四国コカ・コーラボトリング
- 四国電力
- 四国旅客鉄道
- 四国労働金庫
- セシール
- 高松エクスプレス
- 高松信用金庫
- 香川県信用組合
- 高松帝酸
- タダノ
- 東洋テックス
- 日鋼サッシュ製作所
- 百十四銀行
- 宮脇書店
- よんやく
- 隆祥産業
- 真田嘉商店
百十四銀行は法人向けインターネットバンキングに完全に否定的なため(香川銀行も百十四銀行が筆頭株主のため導入できない)、県内法人がインターネットバンキングを利用したい場合は、高松信用金庫か下記記載の支店を置く銀行(高知銀行を除く)と取引しなければならない。
[編集] 支店を置く主な銀行
- 中央銀行
- 日本銀行高松支店
- 政府系金融機関
- 都市銀行・地銀・第二地銀など
- 三菱東京UFJ銀行(旧東京三菱銀行・旧UFJ銀行ともにある)
- みずほ銀行(旧富士銀行・旧日本興業銀行・旧第一勧業銀行もあった現在の支店は旧日本興業銀行においている)
- 三井住友銀行(旧さくら銀行のみがあった)
- みずほコーポレート銀行
- あおぞら銀行
- 新生銀行
- 伊予銀行(2箇所)
- 愛媛銀行
- 阿波銀行
- 徳島銀行
- 四国銀行(3箇所)
- 高知銀行
- 中国銀行(5箇所)
※ 旧東京三菱銀行・旧富士銀行・旧さくら銀行は、四国唯一の支店であった。かつては大和銀行(現りそな銀行)もあったが、2002年4月に撤退している。もっとも大和銀行はいわゆる空中店舗であったため、存在自体知らない高松市民は少なくなかった。県内から消滅した銀行としては他にみどり銀行がある。兵庫相互銀行時代に高松相互銀行を合併した関係で県内にもあったが、兵庫銀行となった後に経営破綻、その受け皿として設立しされたみどり銀行も2次破綻した結果、阪神銀行に救済合併されてみなと銀行となったが、合併の直前に県内店舗をすべて閉鎖している。
- 信託銀行
[編集] 産業
[編集] 地域間関係
[編集] 岡山市との関係
- 詳細は岡山市#岡山と高松の関係を参照
瀬戸大橋を挟んで、対岸の岡山市との交流関係も深いが、同時に対抗心も強い。
[編集] 四国内での地位
高松市は、近世から四国で最も本州に開けた都市の一つであり、又、四国を統轄する国の出先機関の大半が集中しているにも拘らず、現在の所、人口は松山市、知名度は高知市が上回っている。これは、明治の廃藩置県から明治憲法発布までの時期に、県の合併や分割が頻発して、高松市の県庁所在地としての地位がなかなか定まらなかった点が、他の都市に比べて大きく発展が出遅れた事が原因とされている。
現在においても、四国の中心都市としての地位を、常に松山市と争っており、経済力や都市規模といった実力も松山市とかろうじて均衡を保っている。この現象は、今日の日本中で見られる各地方における一極集中を抑制している。その一方では、四国という地方の中で人口や知名度の面で突出した中心都市が無いことは、結果的に四国自体の知名度を下げている。
道州制においても、高松市、松山市、四国中央市が道都を誘致していて、この結果が今後の四国の中心都市としての発展を左右するとも言われている。(2000年の都市雇用圏人口は、高松都市圏67.0万人、松山都市圏62.4万人、徳島都市圏59.6万人、高知都市圏54.1万人)。
[編集] 建造物
支店経済の街とも言われる高松市の建造物は、市街地に於いて概ね「リトル東京」を形成しており、メインストリートでもある中央通りには画一的な雑居ビルが並ぶ。しかしその中でも景観に変化をつけている建物としては、高松シンボルタワー、香川県庁本館、高松市役所、瓦町駅ビルなとがある。商店街ではアーケードが発達し、また別の景観を形成している。
高さにおいては商業施設で四国一の超高層ビルである「高松シンボルタワー」をトップに「香川県庁本館」や「全日空ホテルクレメント高松」が知られる。住宅では、タワーマンションと呼ばれる超高層マンションなどは存在しないが、14、5建ての高層マンションが市街地及びその近隣地区を中心に多数建てられている。
- 高松シンボルタワー(151m、30階建て、10.2万㎡)
- 香川県庁本館(113m、22階建て、約4万㎡)
- 全日空ホテルクレメント高松(95m、20階建て、3.3万㎡)
- 丸亀町G地区ビル(未着工)(92m、22階建て、7万5278㎡)
- 瓦町駅ピル(73m、11階建て、9.1万㎡)
- 高松サンポート合同庁舎A棟(66.83m、14階建て、2万9847㎡)
[編集] 住宅
2003年度の住宅・土地統計調査によると、高松市の住宅は持家69,200世帯、公営借家5,800世帯、公団・公社借家600世帯、民営借家42,000世帯、給与住宅6,800世帯である。総住宅戸数は総世帯数を上回る155,000戸ある。
[編集] 市営住宅
高松市市営住宅の供給は1951年に開始され、2004年度末の管理戸数は、40団地4,159戸である。また高松市では良質な賃貸住宅の供給を促進するために、民間活力を導入し中堅所得者層・高齢者層に対する特定優良賃貸住宅や、高齢者向け優良賃貸住宅制度を設けている。
名称 | 棟番号 | 所在地 | 構造 | 間取り | 浴室 | 浴槽 | トイレ | エレベーター | 駐車場 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
朝日町 | 1棟 | 朝日町二丁目10番1号 | 中層耐火 | 3DK | ○ | ○ | 水洗和式 | ||
2棟 | 朝日町二丁目12番2号 | ||||||||
3棟 | 朝日町二丁目12番3号 | ||||||||
花園町 | 1棟 | 花園町三丁目8番1号 | 中層耐火 | 3K | ○ | × | 水洗和式 | ||
2棟 | 花園町三丁目8番2号 | ||||||||
3棟 | 花園町三丁目8番3号 | ||||||||
木太町A | 木太町3095番地1 | 中層耐火 | 2DK,3DK | ○ | ○ | 水洗洋式 | ○ | ||
木太町B | 木太町2562番地1 | 中層耐火 | 2DK,3DK | ○ | ○ | 水洗洋式 | ○ | ||
木太町本村 | 木太町803番地1 | 中層耐火 | 3K | ○ | × | 水洗和式 | |||
高松町 | 高松町51番地1 | 中層耐火 | 2DK,3DK | ○ | ○ | 水洗洋式 | ○ | ||
水田 | 1~47棟 | 東山崎町514番地 | 簡二・平 | 2K,3K | × | × | 汲取和式 | ||
A~F棟 | 中層耐火 | 3DK,4K | ○ | ○ | 水洗和式 | ○ | |||
川東 | 由良町339番地 | 中層耐火 | 1DK,2DK,3DK | ○ | ○ | 水洗洋式 | ○ | ○ | |
西宝町A | 1棟 | 西宝町一丁目7番14号 | 中層耐火 | 3DK | ○ | × | 水洗洋式 | ||
2棟 | 西宝町一丁目7番13号 | ||||||||
3棟 | 西宝町一丁目7番15号 | ||||||||
西宝町B | 1棟 | 西宝町二丁目9番10号 | 中層耐火 | 3DK | ○ | × | 水洗洋式 | ||
2棟 | 西宝町二丁目10番30号 | ||||||||
3棟 | 西宝町二丁目8番15号 | ||||||||
西宝町C | 1棟 | 西宝町一丁目8番40号 | 中層耐火 | 3DK | ○ | × | 水洗洋式 | ||
2棟 | 西宝町一丁目8番41号 | ||||||||
3棟 | 西宝町一丁目12番8号 | ||||||||
旭ヶ丘 | 宮脇町二丁目37番2号 | 中層耐火 | 1DK,2DK,3DK | ○ | ○ | 水洗洋式 | ○ | ○ | |
宮脇町 | A棟 | 宮脇町二丁目30番35号 | 中層耐火 | 3DK | ○ | × | 水洗和式 | ||
B棟 | 宮脇町二丁目30番34号 | ||||||||
香西本町 | 香西本町729番地1 | 高層耐火 | 1DK,2DK,3DK | ○ | ○ | 水洗洋式 | ○ | ○ | |
檀紙町 | 檀紙町2296番地 | 簡二・平 | 2K,3K | × | × | 汲取和式 | |||
石清尾 | 1棟 | 宮脇町二丁目35番1号 | 中層耐火 | 3DK | ○ | ○ | 水洗洋式 | ○ | |
2棟 | 宮脇町二丁目35番2号 | ||||||||
3棟 | 宮脇町二丁目35番3号 | ||||||||
4棟 | 宮脇町二丁目35番4号 | ||||||||
飯田町 | 飯田町1035番地1 | 簡二・平 | 2K,3K | × | × | 汲取和式 | |||
中野町 | 中野町5番1号 | 高層耐火 | 2DK,3DK | ○ | ○ | 水洗洋式 | ○ | ○ | |
太田上町 | 太田上町658番地3 | 中層耐火 | 3DK | ○ | ○ | 水洗洋式 | ○ | ||
寺井町 | 1~48棟 | 寺井町247番地 | 簡二 | 3K | × | × | 汲取和式 | ||
簡二 | 3K | ○ | × | 汲取和式 | |||||
A~E棟 | 中層耐火 | 3K,3DK | ○ | × | 水洗和式 | ||||
すみれ | 田村町1179番地 | 中層耐火 | 2DK,3DK | ○ | × | 水洗洋式 | |||
屋島西町新浜 | 屋島西町2279番地1 | 中層耐火 | 3DK | ○ | ○ | 水洗洋式 | ○ | ||
河北 | 塩江町安原下第1号649番地18 | 中層耐火 | 2DK | ○ | ○ | 水洗洋式 | ○ | ||
本町 | 塩江町安原上東421番地1 | 中層耐火 | 3DK | ○ | ○ | 水洗洋式 | ○ | ||
中村 | 1棟 | 塩江町安原下第1号856番地12 | 中層耐火 | 3DK | ○ | ○ | 水洗洋式 | ○ | ○ |
2棟 | 塩江町安原下第1号856番地14 | ||||||||
北山 | 庵治町1362番地1 | 中層耐火 | 3DK | ○ | ○ | 水洗洋式 | ○ |
[編集] 学校
高松の公立小中学校は、2004年度から全校で2学期制が導入されている。中心部の小中学校では殆どで児童生徒数が減少し、それに伴う統廃合、校区修正問題などが大きな課題になっている。
[編集] 小学校
太字の小学校の校区のうち御坊川以西がいわゆる旧市内である。
[編集] 中学校
なお、女木島には中学校はなく、海路で城内中学校へ通うことになる。
[編集] 高等学校
- 県立・市立
- 私立
※ 高松第一高等学校は高松市が設置しているが、名称に高松市立はつかない。
[編集] 高等専門学校
- 高松工業高等専門学校(国立)
[編集] 大学・短期大学
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[編集] 特殊教育学校
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[編集] 交通
高松市内は平野部が多く、平坦な道が多いため「自転車王国」といわれるほど自転車が多い。また、市内は他の地方都市と同様、公共交通機関より道路の整備が優先されている。しかし、それらは公共交通機関の利用率が低いことを表した現象であり、現に高松市を始めとする香川県は自家用車の分担率が92%を占め、自動車への依存度が比較的高い都市の1つである。
公共交通機関は鉄道とバスがある。鉄道は高松琴平電気鉄道(ことでん)が瓦町駅を中心に3方向に放射状に路線を巡らせ、JRも高松駅を終点に東西に2方向路線を持っている。バスは鉄道より多くの路線を持っているが、本数は鉄道より少ない。
四国における交通の拠点性から言えば四国内の高速道路を管理する西日本高速道路(旧日本道路公団)四国支社や、四国内のJRを統轄するJR四国の本社が置かれており、四国の玄関が概ね瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)から神戸淡路鳴門自動車道(明石海峡大橋・大鳴門橋)に移ってからも拠点性は多少低下したものの比較的高いままである。
[編集] 空港
現在の高松空港は1989年12月16日市民に「林の飛行場」と呼ばれた旧高松空港が当時の香南町(現在は合併して高松市香南町。敷地の一部は綾歌郡綾川町も入っている)に移転してきたものである。
旧高松空港は1958年、高松市林町の軍用飛行場の規模を縮小し供用が開始された。滑走路長は1200mで大型旅客機は離発着できず、プロペラ機のYS-11が就航していた。移転後の跡地には香川県が主体となり高度技術産業工業団地「香川インテリジェントパーク」が造成され香川大学工学部などの研究開発機関や、サンメッセ香川などの産業支援機関が集積している。
現高松空港は滑走路長2500mで大型旅客機が離発着可能になり、1992年から国際線旅客ターミナルの供用が開始され、ソウルへの直行便が通っている。一方、国際線中心である関西にはかつて航空路線があったが現在は無く、成田には航空路線が開設されたことが無い。
ちなみに、映画「世界の中心で、愛をさけぶ」の名シーンに使用された吹き抜け窓が特徴。
[編集] 鉄道路線
ことでんは瓦町駅を中心にそれぞれ東、南、南東方向に3路線あり、JRは高松駅を終点に東と西に2路線ある。JR高松駅から西へ伸びる予讃線は高松駅を出て香東川を渡ると一旦南西へ折れ、国分寺と鬼無の境目付近で再び西へ向かうルートをとる。一方、東へ伸びる高徳線は高松駅から一旦予讃線と共に西へ向かい、西方寺山付近で分岐し、そこから高松市街の西端を大きく迂回するようにして、東へ引き返すようなルートをとる。このとき岩瀬尾山付近に高松市内では唯一の鉄道トンネルがある。
高松市内を通る路線はほとんどが平面を走り、高架になっているのはJR高徳線の岩瀬尾山トンネル以東、御坊川以西である。盛土の部分も含めればことでん琴平線の観光通以南、栗林公園駅以北もそうである。他にもことでん琴平線と国道11号線との踏切部分、長尾線の国道11号線との踏切部分が高架になる予定で、それらは主に国道11号線の渋滞対策で行われる事業である。計画段階では瓦町駅以北の琴電琴平線も高架になる予定であったが、その後中断した。
高松市内で電化されていない路線はJR高徳線ただ1つである。
高松市の玄関になっている駅は四国内の主要三路線(高徳線、予讃線、土讃線)の始発駅ともなり、瀬戸大橋線の終着駅になっているJR高松駅である。しかし中心地の最北端に位置している為、市内を鉄道で移動する際の実質的な中心駅は、中心地に位置し郊外から3つの路線が乗り入れていることでん瓦町駅である。
- 高徳線:高松駅 - 昭和町駅 - 栗林公園北口駅 - 栗林駅 - 木太町駅 - 屋島駅 - 古高松南駅 - 八栗口駅 - 讃岐牟礼駅
- 予讃線・土讃線・瀬戸大橋線:高松駅 - 香西駅 - 鬼無駅 - 端岡駅 - 国分駅
- 琴平線:高松築港駅 - 片原町駅 - 瓦町駅 - 栗林公園駅 - 三条駅 - 太田駅 - 仏生山駅 - 空港通り駅 - 一宮駅 - 円座駅 - 岡本駅
- 長尾線:瓦町駅 - 花園駅 - 林道駅 - 木太東口駅 - 元山駅 - 水田駅 - 西前田駅 - 高田駅
- 志度線:瓦町駅 - 今橋駅 - 松島二丁目駅 - 沖松島駅 - 春日川駅 - 潟元駅 - 琴電屋島駅 - 古高松駅 - 八栗駅 - 六万寺駅 - 大町駅 - 八栗新道駅 - 塩屋駅 - 房前駅 - 原駅
- 広範囲な連絡
- 岡山駅との間に、約30分ごとに発車する快速電車「マリンライナー」で結ばれている。
- 松山方面には特急「いしづち」、徳島方面には特急「うずしお」がそれぞれ1時間ヘッドで、高知方面には特急「しまんと」が運転されている。
[編集] ケーブルカー
かつて観光地である屋島には、屋島登山口駅と屋島山上駅を結ぶ屋島ケーブルが運行されていたが、運営会社の屋島登山鉄道の経営破綻により2004年10月16日に運行を休止し、2005年7月1日正式に廃止された。
[編集] バス
高松市内の路線バスは、ことでんバスがほぼ独占している。利用者減少での赤字路線廃止が幾多も行われ、路線は最盛期に比べかなり縮小した。モータリゼーション時代の到来以前から市民の足として利用されていたが、モータリゼーション時代の本格到来で利用者は伸び悩み、2001年12月に親会社である高松琴平電気鉄道の経営破綻と共に民事再生法の適応を申請した。以来経営再建中であるが、バスのスピード超過やそれに伴う普通車との接触事故を度々起こしている。これは運転士の不足から過密ダイヤになっていることや、運転ダイヤにラッシュ時や土日の道路状況が反映されていない事などが言われ、運転士の職場状況の改善や、無理なダイヤの見直し無しでは利用者の増加は見込めない。
[編集] 道路
高松の道路は他の都市に較べ比較的幅員が広く、郊外の区画整理も行われていることから一部の古い道路を除いて直線的な道路が多く、大体の道路は直角に交わる。 また、市域の道路の多くは古代から続く条里制の影響を強く受けており、真北を向く道路は殆ど無い。そのため多くの道路、強いては都市全体が真北から東に約10度傾いており、区画整理などで新たな道路を建設する際も、大体その規則性は維持されている。
[編集] 高速道路
- (これらのインターチェンジのうち、高松中央IC以外は、いわゆる「ハーフインターチェンジ」と呼ばれる片方向のみのインターチェンジである。)
高松自動車道の高松東IC~高松西IC間は、郊外を東西に横断しており、上下6車線の国道11号を覆う高架と、上下4車線区間が続くその景観は概ね都市高速道路並である。ただし、一部区間を除き専ら田畑の続く郊外に建設されたことから、高速道路自身からの景観は他の地方都市と変わらない。
又、この区間の下を並走する上天神交差点を中心とした国道11号高松東道路は、高松を東西に貫く動脈であり、高速道路建設以前から交通量は多く、朝夕のラッシュ時の交通渋滞が慢性化していた。その為、高速道路の建設と並行して高松東道路の上下6車線化や上天神町交差点の直進車線地下化、主要交差点における横断歩道の地下道・歩道橋化、副道車線の設置など多くの渋滞対策が行われた。
その結果、西部の区間は渋滞が減り、成果が上がったが、特に東部の区間は現在の高松市の規模からして明かに華美であり、一面に広がる田畑の中を近代的な道路群が貫くその姿には、税金のムダ遣いを唱える市民もいる。実際、高松中央ICにつながる林町の佐古東交差点から東は交通量が一気に減っている。しかし、それらの区間も現在、中心市街地からのスプロール現象が急速に進んでおり、大型駐車場を備えた郊外型のショッピングセンターや飲食店の進出が続いている(→#大型ショッピングセンター)。
[編集] 一般国道
※ 436号は30号と、492号は193号と高松市内では全線重複しており、事実上存在しない。
[編集] 県道
[編集] 船舶
高松(築港)は港町でもあり、航路により近畿方面、山陽方面、小豆島など瀬戸内海の島との航路がある。かつては本州と四国を結ぶ主要国鉄航路であった宇高連絡船が在り、「四国の玄関」と言われていたが、本州と四国を結ぶ橋が高松から離れた地に三本も架かり、船舶の交通の要衝としての地位は低下した。しかしながら、高松港と宇野港を結ぶフェリーや、高松港と神戸港を結ぶジャンボフェリーなど、いくつかの旅客船航路が存続しており、港町として発達してきた古きよき時代の名残を残している。
[編集] マスメディア
[編集] 新聞
高松市を包括する地方紙は四国新聞があり、約6割のシェアを持つ。また岡山県を本拠地とする山陽新聞の支社もあり、全国紙と四国新聞の香川県における新聞発行が朝刊のみの現在、山陽新聞は香川県で読める唯一の夕刊である。なお、JR高松駅売店では日経新聞の夕刊を販売している。
[編集] テレビ・ラジオ
地上波テレビ放送において、高松では岡山・香川両県の民放相互乗り入れ放送が行われている。高松には2局、岡山には3局が立地する。
地上波テレビ放送の環境は、香川県と岡山県を合わせて5局が立地し、これに加えてNHKが立地する。しかし、独立系の民間放送局は存在せず、いずれの放送局も「首都・東京の五大キー局の出張所」の様相を呈している。尚、地上波テレビ局の放送環境が「NHK+東京の五大キー局」の地域は、高松(香川県)、岡山(岡山県)、水戸(茨城県北部)の3地域である。
完全に高松に本社を置くテレビ局はNHK高松放送局で、西日本放送と瀬戸内海放送は高松と岡山の2本社体制である。両県の民放放送局とも、送信所の親局は岡山の金甲山に設置されており、香川県を統轄する送信所は、高松の前田山に設置されている。
前田山に設置されている送信所を「高松局」と呼ぶが、西日本放送だけは、岡山の金甲山に設置されている送信所を「高松局」と呼び、高松の前田山に設置されている送信所は「前田山局」と呼ぶ。これは、西日本放送の放送エリアが当初は香川県のみであり、「高松局」と呼ばれた親局が五色台の青峰に設置されていたが、その後の岡山・香川両県の民放相互乗り入れ放送で、親局を金甲山に移した折に、名称も一緒に移ったものである。
地上デジタル放送においては、岡山放送が先陣を切って、「映像の再生に必要な制御信号」を含めない試験放送を開始し、続いて瀬戸内海放送が同種の試験放送を開始した。いずれも開始当初からアナログ放送と同一の番組のサイマル放送であった。その後試験放送を開始していなかった局も、2006年10月12日には一斉に「映像の再生に必要な制御信号」を含めた試験放送(山陽放送は10月16日、テレビせとうちは11月19日まで試験用動画でのみ、それ以外はアナログ放送と同一の番組のサイマル放送)を開始し、2006年12月1日に「本放送」を開始した。福岡県を除く九州各県と共に日本で最も遅い開始であった。
- 高松に支社・支局を置く放送局
岡山 |
放送局名 | アナログ放送 | デジタル放送 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
チャンネル | 高松局開局 | 空中線電力 | 送信所 | リモコンキーID | チャンネル | 空中線電力 | 送信所 | ||
NHK高松第1 | 1368kHz | 1944年5月17日 | 5kW | 松縄町 | |||||
西日本放送ラジオ | 1449kHz | 1953年10月1日 | 木太町 | ||||||
NHK高松第2 | 1035kHz | 1958年6月29日 | 1kW | 松縄町 | |||||
NHK高松FM | 86.00MHz | 1969年3月1日 | 1kW | 五色台 青峰 |
|||||
FM香川 | 78.60MHz | 1958年4月1日 | 1kW | 五色台 三ツ峰 |
|||||
FM高松 | 81.50MHz | 1996年4月1日 | 20W | 石清尾山 | |||||
NHK高松総合 | 37 | 1969年3月22日 | 10kW | 前田山 | 1 | 24 | 1kW | 前田山 | |
NHK高松教育 | 39 | 2 | 13 | ||||||
西日本放送 | 41 | 1958年7月1日 | 5kW | 4 | 15 | 500W | |||
瀬戸内海放送 | 33 | 1969年4月1日 | 5 | 17 | |||||
山陽放送 | 29 | 1985年3月27日 | 6 | 21 | |||||
テレビせとうち | 19 | 1985年10月1日 | 7 | 18 | |||||
岡山放送 | 31 | 1984年4月5日 | 8 | 27 |
[編集] 観光・イベント
[編集] 観光地
史跡・自然 |
博物館 |
- 80番札所 白牛山国分寺
- 82番札所 青峰山根香寺
- 83番札所 神毫山一宮寺
- 84番札所 南面山屋島寺
- 85番札所 五剣山八栗寺
- 19番霊場 香西寺
[編集] イベント
- 高松まつり
- 毎年8月12日~14日の3日間行なわれる。メイン会場は高松中央公園。朝日新町F地区沖合いでは13日に花火大会が行なわれ、14日の最終日にはメインストリート中央通りで総踊りが行なわれる(いずれも雨天時翌日延期)。
- 高松秋祭り・仏生山大名行列(毎年9月)
- 高松冬のまつり
- 1986年から毎年12月第3土曜日~25日のクリスマスシーズンに催されるイベント。高松中央公園がメイン会場だがここ数年はプレイベントが11月頃からサンポート高松でイルミネーションが点灯されている。
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- 高松市内の市外局番は合併した旧5町も同じ087である。同じ087なのはさぬき市の志度・鴨庄・小田・鴨部・末、綾川町、三木町、直島町で、全域が高松MAである。
- ごみ収集関係は合併前の市域と旧各町で異なり、2008年3月31日までは従来通りの収集方法となる。また、旧各町の指定ごみ収集袋は同日まで高松市指定収集袋として使用できる。
- 郵便番号は以下の通りとなっている。
- 高松中央郵便局:760-00xx、760-85xx、760-86xx、760-87xx
- 高松南郵便局:761-80xx、761-85xx、761-86xx、761-87xx、761-03xx、761-04xx、769-01xx
- 高松東郵便局:761-01xx
- 香南郵便局:761-14xx
- 安原郵便局:761-15xx
- 塩江郵便局:761-16xx
- 香川郵便局:761-17xx
[編集] 関連項目
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