魚ロッケ
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魚ロッケ(ギョロッケ、ぎょろっけ、とも)とは、山口県萩市、佐賀県唐津市、大分県津久見市等の名産品。魚のすり身にパン粉を付けて揚げたもので、中身が魚で外見がコロッケのようであるところからその名が名付けられた。
[編集] 佐賀県唐津市の魚ロッケ
佐賀県唐津市では魚ロッケと呼ばれる。長径10センチ、短径8センチ程度の大きさ。現在唐津蒲鉾共同組合が製造し、藤川蒲鉾本店が販売元。カレー風味とあっさり塩味がある。魚のすり身にパン粉を付けて揚げている。唐津では、老若男女問わず幅広い年齢層から支持をされ、かつて、テレビ局の取材を受けた人が“魚ロッケ無くして唐津は語れません”と言ったほど、唐津ではメジャーな食べ物。
[編集] 大分県津久見市のぎょろっけ
大分県津久見市ではぎょろっけと呼ばれる。ぎょろっけは、魚のすり身に野菜と少量の唐辛子を加えて、パン粉をまぶしてコロッケのように揚げたもので、ピリ辛味である。約60年の歴史があり、毎日の食卓に上る名物料理である。gyorokke.co.jpのドメインも持つ太田商店では毎日8,000個が作られている。最近は津久見以外の大分県各地でも食べられるようになっている。