鳥瞰図
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鳥瞰図(ちょうかんず)は、地図の一種で、鳥が上空から斜めに見下ろしたような形式のもの。建物や山などが立体的に描かれる。
2次元の通常の地図上に上物だけを斜めに描いてある場合が多く遠近法は考慮されない。 地図としての精度よりわかりやすさを重視し手書き風の絵であったり、対象が誇張表現されていたりする場合も多い。
古くから神社仏閣や名所旧跡の案内図として、さらに遊園地、テーマパーク、博覧会などの会場案内などにも見ることができる。特に大正から昭和にかけて活躍した吉田初三郎によるものは定評がある。 高い山や塔などの展望台からの景色を案内するためその方向にあるものを示した風景画も鳥瞰図と言える。この場合は遠近法も考慮されて遠くのものは小さく描かれる。 近年では、CGなどを使って個々のビル、高架、地下構造物まで表現した詳細な都市地図もある。 さらにはカーナビゲーションシステムではリアルタイムに現在位置の立体的な地図を表示できるものも登場している。
ダンスなど自分が舞台のどこにいるかを把握するために鳥瞰図をつかったりすることもある。
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