1988年全豪オープンテニス
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1988年 全豪オープンテニス（Australian Open 1988）は、オーストラリア・メルボルンにある「メルボルン・パーク・ナショナルテニスセンター」にて、1988年1月11日から24日にかけて開催された。
目次 |
[編集] シード選手
[編集] 男子シングルス
チェコスロバキア イワン・レンドル （ベスト4）
スウェーデン ステファン・エドベリ （ベスト4）- スウェーデン マッツ・ビランデル （優勝、4年ぶり3度目）
オーストラリア パット・キャッシュ （準優勝）
フランス ヤニック・ノア （4回戦）- スウェーデン アンダース・ヤリード （ベスト8）
- フランス アンリ・ルコント （3回戦）
ユーゴスラビア スロボダン・ジボイノビッチ （3回戦）
スイス ヤコブ・ラセク （1回戦）
イスラエル アモス・マンスドルフ （1回戦）- スウェーデン ピーター・ルンドグレン （2回戦）
南アフリカ共和国 クリスト・バン・レンスバーグ （3回戦）
アメリカ合衆国 ポール・アナコーン （1回戦）- スウェーデン ヨナス・スベンソン （4回戦）
ニュージーランド ケリー・エバーンデン （1回戦）- オーストラリア ウォリー・マスー （4回戦）
[編集] 女子シングルス
西ドイツ シュテフィ・グラフ （初優勝）- アメリカ合衆国 マルチナ・ナブラチロワ （ベスト4）
- アメリカ合衆国 クリス・エバート （準優勝）
- アメリカ合衆国 パム・シュライバー （4回戦）
- オーストラリア ハナ・マンドリコワ （ベスト8）
- チェコスロバキア ヘレナ・スコバ （ベスト8）
- アメリカ合衆国 ジーナ・ガリソン （2回戦）
- 西ドイツ クラウディア・コーデ・キルシュ （ベスト4）
- アメリカ合衆国 ロリ・マクニール （4回戦）
- アメリカ合衆国 バーバラ・ポッター （4回戦）
- 西ドイツ シルビア・ハニカ （4回戦）
- 西ドイツ ベッティーナ・バンジ （大会開始前に棄権）
- スウェーデン カタリナ・リンドクイスト （4回戦）
- オーストラリア ダイアン・フロムホルツ （1回戦）
- オーストラリア ウェンディ・ターンブル （大会開始前に棄権）
- オーストラリア エリザベス・スマイリー （1回戦）
[編集] 大会経過
[編集] 男子シングルス
準々決勝
イワン・レンドル vs. 
トッド・ウィッツケン 6-2, 6-1, 7-6
パット・キャッシュ vs. 
ミキエル・シャパース 6-1, 6-4, 6-2
マッツ・ビランデル vs. アンダース・ヤリード 7-6, 6-2, 6-3- ステファン・エドベリ vs.
アンドレイ・チェスノコフ 4-6, 7-6, 6-4, 6-4
準決勝
- パット・キャッシュ vs. イワン・レンドル 6-4, 2-6, 6-2, 4-6, 6-2
- マッツ・ビランデル vs. ステファン・エドベリ 6-0, 6-7, 6-3, 3-6, 6-1
[編集] 女子シングルス
準々決勝
シュテフィ・グラフ vs. ハナ・マンドリコワ 6-2, 6-2- クラウディア・コーデ・キルシュ vs. アン・ミンター 6-2, 6-4
- クリス・エバート vs. クラウディア・ポービック 6-3, 6-1
- マルチナ・ナブラチロワ vs. ヘレナ・スコバ 6-4, 7-6
準決勝
- シュテフィ・グラフ vs. クラウディア・コーデ・キルシュ 6-2, 6-3
- クリス・エバート vs. マルチナ・ナブラチロワ 6-2, 7-5
[編集] 決勝戦の結果
- 男子シングルス： マッツ・ビランデル vs. パット・キャッシュ 6-3, 6-7, 3-6, 6-1, 8-6
- 女子シングルス： シュテフィ・グラフ vs. クリス・エバート 6-1, 7-6
- 男子ダブルス： リック・リーチ＆ ジム・ピュー vs.
ジェレミー・ベイツ＆ ピーター・ルンドグレン 6-3, 6-2, 6-3 - 女子ダブルス： マルチナ・ナブラチロワ＆ パム・シュライバー vs. クリス・エバート＆ ウェンディ・ターンブル 6-0, 7-5
- 混合ダブルス： ジム・ピュー＆ ヤナ・ノボトナ vs. ティム・ガリクソン＆ マルチナ・ナブラチロワ 5-7, 6-2, 6-4
[編集] みどころ
- この年から男女シングルスは「128名」の選手による7回戦制になり、前年にあった「1回戦不戦勝」（抽選表では“Bye”と表示）が廃止された。こうして全豪オープンもすべてが全仏オープン・ウィンブルドン・全米オープンと同じ仕組みになり、ようやく現在のようなシステムが確立した。
- 男子シングルス準優勝者のパット・キャッシュは、前年に続いてスウェーデン勢に決勝で敗れ、2年連続で地元優勝のチャンスを逃した。女子シングルスではクリス・エバートがシュテフィ・グラフに敗れて準優勝になったが、これがエバートの最後の4大大会決勝進出になった。エバートの女子シングルス決勝進出回数「34」（18勝16敗）はテニス界の歴代1位記録。
[編集] 参考資料
- 全豪オープン公式出版物『我らのオープン－オーストラリア・グランドスラムの100年史』（英語、2004年刊、ISBN 1876176601）
- 国際テニス連盟発行『ワールド・オブ・テニス 1989』（英語、ISBN 0002183110、ウィロー・ブックス）
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