7人制ラグビー
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7人制ラグビー(しちにんせいラグビー、英語 Rugby sevens)は球技の一種で、1チームあたり7人のプレーヤーで行うことを特徴とする、ラグビーの変種。セブンス(Sevens)ともいう。7人制バージョンはラグビーリーグとラグビーユニオンの両方に存在する。 ユニオンバージョンは最初に、スコットランドとの境界の町、メルローズで1883年にプレーされた。
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[編集] 概要
7人制ラグビー(ユニオン)は国際ラグビー委員会(IRB)によって公認され、15人制のゲームと同じ寸法のフィールドと実質的に同じ規則によって試合される。
通常の15人制(以下「ラグビー」)試合は80分なのに対し、7人制は試合時間が通常15分(7分ハーフ、1分のハーフタイム中断、インジュリータイムなどを考慮して)と、20分ハーフ(各ハーフは10分となる)の方式があり、現在、日本国内の主要大会は20分方式を採用している。このため、7人制のトーナメントは1日か週末の2日間で開催出来る。
[編集] ラグビーからの変更点
- チーム構成がフォワード3人、バックス4人となる(ラグビーは各々8人と7人)。
- トライ後のゴールキックがドロップキックとなる(プレースキック不可)。
- 得点後は得点したチームのキックオフで開始(15人制は得点されたほうのキックオフ)。
IRBは、7人制をオリンピック競技(1998年以来コモンウェルスゲームズにはある)に採用させ、伝統的な強国でない国の中で普及させる構想がある。
最もよく知られている7人制大会の1つは香港セブンズで、現在、IRBセブンズワールドシリーズの一部を構成している。
[編集] 主要なトーナメント
- ラグビー・ワールドカップセブンズ
- IRBセブンズワールドシリーズ
- 香港セブンズ
- ジャパンセブンズ
- メルローズセブンズ
- ミドルセックスセブンズ
[編集] 7人制ラグビーリーグ
ラグビーリーグにも7人制が存在する。ルールはユニオンの7人制と同じ。チーム構成の他は、基本的にラグビーリーグに準ずる。オーストラリアのNRLでは正規の13人制リーグの下部リーグとして行われている。また、これとは別に「9人制」のルールも存在する。
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