CREB
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CREBとはcAMP応答配列結合とも言われる脳細胞の核の中に存在する分子であり、神経細胞ニューロン間の恒久的接続を確立するタンパク質を遺伝子が生産する際に、その必要なスイッチを入れる役割を果たす分子である。この分子をブロックした場合、タンパク質合成や新たなシナプスの発達を妨げる事ができ、長期記憶の形成を妨げる事ができる。エリック・カンデルはCREBのこの作用をアメフラシを用いて証明した。
フェスフェジエスラーゼ4(PDF4)という薬は薬理学的にCREBを人間の脳で強化する作用を持つ。そのため、アルツハイマー病などの治療に非常に役立つと考えられている。だが、通常の人間に用いた場合全てが覚えている記憶となり、過去の事に囚われ続け、前に進んでいく能力を見失ってしまうのではないかと指摘される。
また、カシュニューリンという酵素を過剰に生産させた場合はCREBを抑制させ、物事を忘れやすくさせる効果がある事が分かっている。だが、この薬が流付した場合には様々な倫理的問題が発生するのではないかと物議を醸している。この薬を服用すればPTSD症状が無くなるとも言われるが、逆にこの薬を服用させレイプする場合もあるのではないかとも指摘される。
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