D-FAX
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D-FAX(Dial in FAX)は、パソコンでFAXデータを受信するサービスのブランド名称である。
現在この事業は、YOZANの子会社YOZANスカイキャストコミュニケーションズが提供している。
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[編集] 概略
このサービスの契約者には、発信者課金のポケットベル番号(020から始まる11桁の番号)が割り当てられ、その番号へ送信されたFAXのデータはパソコン用の画像ファイルに変換、契約者の元へ添付ファイル付きの電子メールの形で届く。
通常のFAXと異なりインク・トナーや用紙が必要ない、FAX端末が無くてもEメールが受信できる環境があれば何処でもFAXを確認できる、ページャー(ポケットベル)の発信課金の仕組みを利用しているため受信側に利用料負担がかからない(通信料は送信側に従量課金される、登録時のみ2500円)のが特徴である。またマジックメール端末を利用してパソコンが無い環境でもFAXの到着を確認できる「D-FAX着信通知サービス」が標準で提供される。
[編集] 経緯
元々D-FAXは2000年に、ももたろうインターネット(後の名古屋めたりっく通信)が開発したシステムである。2000年10月18日に試験サービス開始。約一ヶ月後、正式サービスとなる。 2003年、名古屋めたりっく通信がソフトバンクBBと合併する際、D-FAX部門は鷹山(当時)の子会社である株式会社マジックメールサービスに営業を譲渡。 その後、「株式会社マジックメールサービス」は「YOZANスカイキャストコミュニケーションズ」に社名を変更し、現在に至る。