DMS-10
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DMS-10(デーモステン) はノーザンテレコム社(カナダ オンタリオ州)製造の局用デジタル電話交換機である。
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[編集] 概要
分社化前の旧NTTが1986年に、中容量ディジタル交換機DMS-10を購入する契約を締結。 1990年4月にノーザンテレコム社(カナダ オンタリオ州)(現ノーテル・ネットワークス (Nortel Networks)社)から購入した中継局用デジタル交換機。
電電ファミリーと呼ばれる国内メーカー以外の海外メーカーとして初めて採用され導入された唯一の海外メーカー製電話局用デジタル電話交換機である。 貿易摩擦により海外からの政治圧力で導入された。
遠隔集約保守が可能である為、地方のデジタル化促進の狙いもあり1989年に本格導入を始めた。
保守運用費用の高騰などの要因から、老朽化の進んだものからNTT新ノードシステム RSBM( Remote Subscriber Module:遠隔加入者収容モジュール)への更改(NS-8000)等への更改を東日本エリアでは2003年より順次始め、2005年に更改(撤去)が完了した。西日本エリアでは順次更改(撤去)中である。
[編集] 歴史
- 1976年 Northern Telecomが「Digital World」とそのリリース予定を発表。このラインアップにDMS-10が含まれる。
- 1980年 NTT調達取決め策定(99年に失効) 外務省
- 1980年 「Digital World」の交換機DMS-10からDMS-100、及びDMS-200/300迄全てが、稼働中又は出荷準備完了となる。
- 1985年 政府登録旅館のホテル花巻へ外資系企業として初めて、Northern Telecomが日本国内に大型の完全デジタル化PBXを納入した。
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- これが契機となり翌年NTTとの契約となる。
- 1986年 NTTとノーザンテレコム社(カナダ オンタリオ州)(現ノーテル・ネットワークス (Nortel Networks)社)間で購入契約を締結。約2億5千万ドル。
- 1987年 東京近郊の湘南地域に1号機納入
- 1988年 商用第1号機サービス開始
- 1993年 2月、購入契約2年半延長。新たに契約した総額は約2億7千万ドル(340億円)。今までの契約分を合わせると約5億ドル(760億円)。273ユニット稼動中
- 1998年 9月、NTT調達取決めの改善、延長 外務省
- 1999年 7月、NTT再編に伴いNTT調達取決めが失効、簡素化された措置の2年実施で決着 外務省
- 2001年 6月、NTT調達取決めに関する簡素化された措置終了、取決めの完全失効確認 外務省
- 2003年 新ノードシステムへの更改をNTTが発表
- 2005年 更改(撤去)完了(東日本エリア)
[編集] 関連項目
- 交換機|電話交換機: 交換機の機能
- 主配線盤
- 電話網 : 電話網の歴史
- 公衆交換電話網 : 公衆交換電話網
- 電気通信主任技術者 : 維持管理の資格
- 電気通信設備工事担任者 : 工事の資格
- 交換工学・伝送工学・通信工学
- 通信トラヒック工学・トラヒック理論
- 電電公社|日本電信電話|NTT|NTT東日本|NTT西日本|NTTコミュニケーションズ