FlashPaper
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FlashPaper(フラッシュ ペーパー)はマクロメディアが開発していた電子ドキュメントのファイルフォーマット。単独でMacromediaからは発売されておらず、Macromedia Contribute 2以降からContributeシリーズに同梱されている。
[編集] 概説
MacromediaとAdobeはWeb・デジタルコンテンツ制作において競合する2社であり、MacromediaはAdobe Acrobat PDFに競合するような形でこのファイルフォーマットを発表した。
[編集] 特徴
PDFと同様に各種ドキュメントから「印刷」して作成でき、作成されたドキュメントはレイアウトを保持したまま表示・印刷できる。 PDFと比較して専用のリーダーが不必要[1]、起動時間が短い、動作が軽い、オンライン上でのドキュメント公開に向いていることが特長として挙げられる。
なお、Macromedia FlashPaper2では、印刷時のオプションでPDFに変換できる。FlashPaper2は日本では、ソースネクストから「いきなりPDF FLASHPAPER」として販売されていたが、MacromediaのAdobeによる買収による影響もあり、2006年6月をもって販売終了となった。
注
- ^ Flash Playerで動作し、その普及率が非常に高く単独のソフトウェアよりもプラグインとして位置づけられているためここでは不必要という表現にしています