ソースネクスト
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
略称 | ソースネクスト |
本社所在地 | 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー15F |
設立 | 1996年8月2日 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | コンピュータソフトウェアおよびハードウェア製品の企画・開発・販売 |
代表者 | 松田憲幸(代表取締役社長) |
資本金 | 13億2,906万円 |
売上高 | 103億円(2006年3月期) |
従業員数 | 100人(2006年4月1日) |
外部リンク | www.sourcenext.com |
ソースネクスト(SOURCENEXT)は、日本のPCソフトの販売、開発会社。1996年8月設立の会社。所在地は東京六本木。設立時の社名はソースで、ソースネクストは製品のブランド名であったが、1999年11月1日より現在の社名に変更となった。
文書作成、プレゼンテーション、地図、辞書などの定番ソフトの廉価販売で知られている。ソースネクストの製品のパッケージのほとんどの外枠の色が黄色である事が特徴的である。特打シリーズなどのタイピングソフト、驚速シリーズなどのPCカスタマイズソフトも有名であり、それらの中にはゼンリン全国地図といった、長年パソコンソフトの定番として親しまれて愛用されているソフトも数多くある。パソコンソフト販売本数日本一。また、販路も広範であり、パッケージソフトの一部は雑誌扱いで書店売りもされている。
目次 |
[編集] 主な製品
- ウイルスセキュリティシリーズ
- 特打シリーズ
- 驚速シリーズ
- いきなりPDFシリーズ
など
[編集] Qualityイチキュッパシリーズ
2003年2月より「コモディティ化戦略」を打ち出し始まった低価格路線のブランド名。ただし当初の名称は「ソフト◎プライス 1,980円」、価格も税抜き1980円だった。その後2004年4月の消費税の総額表示義務化に伴いから税込み1980円に価格を改訂、名称も「Qualityイチキュッパシリーズ」に変更された。 ただし現在一部には定価3970円の「Qualityイチキュッパシリーズ」ソフトも出現している。
[編集] 株式上場
- 同社は2002年マネックス証券とUFJキャピタルマーケッツ証券(現三菱UFJ証券)を共同主幹事証券会社として大阪証券取引所ナスダックジャパン(現ヘラクレス)市場への上場承認を受けていたが上場直前の2月15日に「幹事証券会社が、推薦書を取り下げた」として、大証が上場承認を取り消していた。2度目の挑戦となる今回、市場を東京証券取引所マザーズに変更し承認された。
[編集] 返金保障
- 同社ソフトウエア製品をインストールしたことで不具合を生じたときに返金に応じる規定がある。購入後30日以内で対応する。一部ソフトは対象とならない。当然のことながらパッケージは返品、レシート添付、ダウンロード版は購入データの破棄が前提ではある。「安心サービス」という名称が付けられている。
[編集] スリムパッケージ
- ソースネクストが独自に提案したソフトウェアパッケージの大きさを従来の物から1/5に押さえた物。昨今普及したDVDのトールケースと同じ高さであるため、収納スペースの縮小やコストの削減といったメリットを生んでいる。
- スリムパッケージを導入したところ売上が落ちてしまったが、説明扉をつけることで高級感を出す、説明の文章量を増やす等の改善を行った結果、売上が復活した。
[編集] 説明扉
[編集] マイレージサービス
- 同社ソフトウェア製品をウェブサイトでユーザー登録をすると、製品価格の10%(ただし周辺機器の場合はこの限りでない)のマイルを獲得できる。マイルがたまると、賞品への応募や、同社ソフトウェアをダウンロードできるようになる。
[編集] 評価
ウイルスセキュリティシリーズ、携快電話シリーズ、速シリーズなどをインストール後に不具合を訴えるユーザーが多発したことから、低価格路線の採用やマニュアル・サポートの貧弱さも相まって「安かろう悪かろう」のイメージを持つユーザーが少なくない。またパソコン中級者から見ると「わざわざ買う必要はない」「フリーウェアで十分」というソフトも中にはある。
しかし最近は「ゼンリンデータコム デジタル全国地図」やAcronisシリーズの廉価版、ホームページ・ビルダー、Corel PaintShopPro、Lotus 1-2-3・Lotus SuperOffice その他のそれまでは比較的マイナーだったタイトルや過去の名作ソフトなど良質のソフトもまた発売されるようになってきている。ただしこれらの中には「驚速~」と元のソフトの名前を変更して発売しているものもあり(「驚速デフラグ2」:O&O Defrag V8.5ベースの一部仕様変更版、「驚速仮想メモリ」:メモリ管理ソフト、元ソフトはO&O CleverCache)驚速シリーズには良質のものとそうでないものが混在することとなっている。
なお、2007年3月23日に「筆王」の商標権および著作権をイーフロンティアおよび旧アイフォーから取得し、自社ソフトウェア開発も積極的に推進していくことを発表した。
[編集] 外部リンク
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