H・R・ギーガー
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H・R・ギーガー(エイチ・アール・ギーガー、1940年2月5日 - )は、スイス人の画家で、デザイナー。
フルネームはハンス・ルーディ・ギーガー(Hans Ruedi Giger)(GEE-gerとも表記)である。スイスのクールという町に生まれる。
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[編集] 映画
映画史上、最も凶悪なモンスター『エイリアン』のデザインで有名であり、これによって1980年のアカデミー賞において視覚効果賞を受賞した。他にも映画のデザインでは『スピーシーズ 種の起源』『キラー・コンドーム』『帝都物語』などを手掛けている。
[編集] 音楽
ロックでは、1973年11月にリリースされたエマーソン・レイク・アンド・パーマーの『恐怖の頭脳改革』で、アルバム・ジャケットの原画を担当した。このアルバムがELPの本国イギリス、アメリカ、そして日本など、世界的にヒットした為、『エイリアン』で知名度が上がる以前から注目されていた。また、日本のミュージシャン、hideの初ソロアルバム『HIDE YOUR FACE』でのジャケットに仮面のオブジェを提供している。
[編集] ゲーム
1992年発売のゲーム『ダークシード』ではキャラクターデザインを担当した。ときめきメモリアルシリーズの登場人物の中では片桐 彩子が尊敬しているガーギーのモデル。
[編集] 作品の傾向
モノ・トーンで陰影の強い、「恐ろしいイメージの画」を描くことで定評がある。
また、しばしば人間の性器をモチーフにする。エイリアンのデザインに関しても、成虫およびチェストバスター、フェイスハガーと呼ばれる幼虫の形態があるが、いずれも性器をモチーフとしている。
最近の傾向として、彼の作品を特徴付けていたモノトーンのエアプラシの使用はやめ、スケッチや筆の小品が多くなっている。年齢も60歳半ばということもあるが、依然新しいことにチャレンジする気持ちは旺盛で、最近は自身の作品の3次元化したスタチューや、トイ、楽器、家具などの芸術関連以外にも多くかかわってきている。日本には80年代に一度来ているが、できれば2010年までに再度展示会を行いたいという強い希望を持っている。
http://blogs.yahoo.co.jp/sovjapan/folder/829257.html