HEAVY GAUGE (長渕剛)

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HEAVY GAUGE
長渕剛のアルバム
リリース	1983年 6月21日 1988年 5月25日（再発） 2006年 2月8日（再発）
録音	－ (EPICURUS STUDIO)
ジャンル	ポピュラー
時間	46分10秒
レーベル	東芝EMI／エキスプレス
プロデュース	長渕剛
チャート順位
最高順位 6位（オリコン）
売上枚数
累計売上 8万枚（オリコン）
長渕剛年表
時代は僕らに雨を降らしてる（1983年）	HEAVY GAUGE （1983年）	SUPER LIVE IN 西武球場（1983年）

HEAVY GAUGE(ヘビー・ゲージ)は日本のミュージシャン、長渕剛の6枚目のオリジナルアルバムである。

1983年 6月21日に東芝EMI／エキスプレスよりリリースされた

その後、1988年 5月25日にCD化されて再リリースされた。また、2006年 2月8日には24ビット・デジタル・リマスタリング化されて再リリースされている。

前作の開放的なトーンとは打って代わり、やや暗めの楽曲が目立つ。アップテンポのロックサウンドも少なくなり、アコースティックギターやピアノの音色を中心に楽曲を作り上げている。また、作詞の面でも、作詞家とのコラボレーションが多く見受けられる。

[編集] 解説

長渕剛通算6枚目のオリジナルアルバム。ジャケットは、前作で使われたもののシルエットになっている。また、歌詞カードが長渕直筆になっている点も興味深い。

このアルバムは、前作までとは違い、暗さを基調にした楽曲が含まれている印象がある。石野真子との破局を歌ったとされている『Don't Cry My Love』や『おいで僕のそばに』のほか、『冷たい外国人』も印象深い一曲である。

ラストに収められている、タイトルナンバーの『僕のギターにはいつもHeave Gauge』には、これから長渕がもう一段高いところにシンガーとして上っていくために、思い切って今まで築き上げてきたものをぶち壊そうという、彼の悲壮な決意が垣間見える。ベスト盤でもお馴染みの楽曲である。

また、前作に引き続き、このアルバムにはシングル曲が1曲も収録されていない。

因みに、家族ゲームの主演を切っ掛けに、俳優として本格的な活動を始めたのも、この年である。

[編集] 収録曲

Don't Cry My Love (5:01)
（作詞：吉見佑子・長渕剛 / 作曲：長渕剛 / 編曲：瀬尾一三・長渕剛）

男女関係の破局を歌った楽曲。一説には、この頃離婚した石野真子との関係を歌ったとされる。後年ライブでも度々演奏されている。また、後にアルバム『LOVE SONGS』でリミックス＆ヴォーカルのみ再録音されており、他にもシングル『SUPER STAR』のB面曲としてギターの弾き語りバージョンが収録されている。
わがまま気まま流れるまま (4:31)
（作詞・作曲：長渕剛 / 編曲：長渕剛・山里剛）
おいで僕のそばに (4:59)
（作詞・作曲：長渕剛 / 編曲：瀬尾一三）
冷たい外国人 (4:17)
（作詞：長渕剛・松井五郎・秋元康 / 作曲：長渕剛 / 編曲：瀬尾一三・長渕剛）

当時ベストセラーになった森村誠一著『悪魔の飽食』に触発され作られた曲。731部隊を始めとする戦争の悲劇を歌い上げている。
すべてほんとだよ!! (3:43)
（作詞・作曲：長渕剛 / 編曲：笛吹利明）
いかさまだらけのルーレット (4:33)
（作詞・作曲：長渕剛 / 編曲：長渕剛・山里剛）
-100°の冷たい街 (4:48)
（作詞・作曲：長渕剛 / 編曲：瀬尾一三・長渕剛）

後にリリースされたシングル『GOOD-BYE青春』のB面曲。自らも出演したテレビドラマ、『家族ゲーム』の挿入歌として使用された。
僕だけのメリークリスマス (3:53)
（作詞：松井五郎 / 作曲：長渕剛）

フィクションではあるが、長渕には珍しいクリスマスを描いた楽曲。長渕自身のピアノの弾き語り。
午前0時の向こう側 (5:12)
（作詞・作曲・編曲：長渕剛）
僕のギターにはいつもHeavy Gauge (5:04)
（作詞・作曲：長渕剛 / 編曲：瀬尾一三）

過去と現在を見つめなおし、未来へ向かって自らを破壊して新しい地平を築く事を歌った楽曲。後にアルバム『NEVER CHANGE』で再録音されている。