Hs 129 (航空機)
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ヘンシェル Hs129は、第二次世界大戦中にドイツ空軍で運用された双発地上攻撃機である。初期の型はアルグスAs.410A-1を搭載していたが、後にフランス製のノーム・ローンエンジンを搭載するようになった。重武装、重装甲の機体だったが、フランス製エンジンが不調かつアンダーパワー気味だったのが本機の弱点だった。主に東部戦線で使用され、ソ連の地上攻撃機Il-2に対抗する形で用いられた。「空飛ぶ缶切」の愛称がある。
[編集] スペック
- 全長:9.73 m
- 全幅:14.20 m
- 全高:3.25m
- 全備重量:5,243 kg
- エンジン:ノーム・ローン.14M 空冷14気筒 700 hp×2
- 最大速度:407 km/h
- 航続距離:690 km
- 武装
- 7.92mm機銃×6
- 20mm機関砲×2
- 爆弾 250kg
- 乗員 1名