IAR-80 (航空機)
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IAR-80(ルーマニア語:IAR-80イー・アー・レー・80)は、ルーマニアの航空機メーカーであるIARブラショフ(IAR Braşov;Industria Aeronautică Română Braşov)によって開発されたルーマニア初の低翼単葉戦闘機である。1938年ポーランドのPZL.P24E戦闘機のライセンス技術をもとに原型を完成させ、1941年量産型の引渡しが行われた。原型に比べエンジンを強力化し、風防も近代化していた。ドイツ軍とともにソ連戦線に参加し、Yak-9やLa5の現れるまである程度の成功をおさめた。大戦末期には、本国の都市防衛にあたった。
[編集] 諸元
IAR80
- 乗員: 1
- 全長: 8.15 m
- 全幅: 10.00 m
- 全高: 3.60 m
- 主翼面積: 15.52.0m2
- 全備重量: 2280kg
- 動力: IAR14K3Cエンジン
- 出力: 940HP
- 最大速度: 510 km/h
- 実用上昇限度: 10500 m
- 武装: 機関銃 20.00mm機銃×2 ・7.7mm機銃×4。