J-160E
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J-160E (じぇい・ひゃくろくじゅう・いー) は、ギブソン社のアコースティックギターである。
同社のJ-45等と同形のラウンドショルダーと呼ばれるボディにシングルコイルのピックアップP-90を取り付けており、後に登場したエレクトリックアコースティックギターとは違う考えで設計され、フルアコースティックギター(フルアコ)の構造となっている。(因みにギブソン社はJ-160Eより前にCF-100EというアコースティックギターにP-90を装備したモデルも発売していた)。
ボディトップにボリューム、トーンのノブを取り付けた外見となっている。 アコースティックとしてよりもエレクトリックギターとしての使用を重んじた設計がなされており、ハウリング防止の為、トップ材には合板を使用、ラダー・ブレイシング(力木)を採用している。その結果通常のアコースティックギターより音量は小さくなるが、独特なトーンを得られている。1950年代に生産が開始され、1960年代末にはダヴ等のようなスクエアショルダータイプのボディの物も登場した。
[編集] 使用アーティスト
- ビートルズのジョン・レノンとジョージ・ハリスン
- 両名ともデビュー当初からステージでJ-160Eを使用している。ジョンはビートルズ解散後もJ-160Eを使用し、彼の使用したJ-160Eを再現したモデルも販売されている。エピフォンからは廉価モデルとしてJohn Lennon EJ-160Eというジョン・レノン・シグネイチャーモデルが発売されている。
- フランク・ザッパ
- ピーター&ゴードン
- 斉藤和義
- 北川悠仁 (ゆず)
- SUGIZO