LUNAR
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『LUNAR』(ルナ)とは、株式会社ゲームアーツがメガCD用に発売したストーリー型RPG(ロールプレイングゲーム)シリーズ。
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[編集] 概要
『LUNARシリーズ』で特筆すべきは、RPGとしてはかなり初期から、「音声での会話シーンを多用した」ことが挙げられる。これにより、アニメーション部との融合がよりスムーズに表現されており、主なものとしては主要な登場人物のセリフが有名声優の演ずる音声にて表現されている。
さらに、『LUNARシリーズ』のアニメーションは、非常にクオリティーが高いとされている。シルバースターのOPでは、主題歌とアニメーション映像との見事な同期を実現し、非常に話題となった。エターナルブルーでは、その頃フリークリエーターが現れ始めた「3DCG映像」を積極的に取り入れ、新たな「ルナ」世界を模索している。
ゲームシステム的には、最近のRPGと比べ、かなり古臭いシステムを採用している。移動シーン・戦闘シーンとも2Dである。今後、このシステムをベースに、進化していく事が望まれる。
後にセガサターン、プレイステーション、Windowsなどにも移植されたが、販売元が角川書店に変更となった。版権の譲渡などがあったのか、もともと(版権を)角川書店が持っていたのかは不明。
[編集] 内容
「蒼き星」と呼ばれる、巨大な星が空に輝く魔法世界「ルナ」を舞台とする、剣と魔法のファンタジーである。女神アルテナの転生した少女を救うため、ドラゴンマスターに憧れる少年が、個性的な仲間たちと共に、愛と勇気で戦いぬくストーリーである。
ストーリー的には、とことん突き詰めた「コテコテの正統派RPG」であり、ムービーシーンの絵コンテ演出も、アニメ演出の見本のような素晴らしい出来である。「あまりに正統派すぎて、面白みを感じない」という批判もあるが、逆に本作のシナリオ・演出レベルの高さを表わすエピソードの一つであろう。
[編集] シリーズ一覧
[編集] LUNAR ザ・シルバースター
女神アルテナと彼女を支える4体のドラゴン、そしてその庇護を受ける伝説の戦士ドラゴンマスターらによって治められてきた魔法世界ルナ。しかし、いつの頃からか女神アルテナはその姿を現さなくなり、先代のダインを最後にドラゴンマスターを名乗る戦士も生まれなくなっていた……。そのルナを魔法皇帝を名乗る男が手中に収めんとしていた。
その頃、魔法皇帝の噂もろくに届かないほどの世界の片隅にあるブルク村に住む少年、アレスはドラゴンマスターとなることを夢見て冒険の旅に憧れていた。あるとき、友人のラムスから白竜の洞窟への冒険へと誘われたアレスは、その小さな冒険に旅立っていった。村の歌姫であり、彼の幼馴染でもあるルーナ、そして小さな謎の生物、ナルと共に。彼の冒険はゆっくりとルナの世界を変えていくこととなる……。
- LUNAR ザ・シルバースター (1992年6月26日、ゲームアーツ、メガCD、7800円)
- LUNAR シルバースターストーリー (1996年7月4日、角川書店、セガサターン、6800円)
- LUNAR シルバースターストーリー MPEG版 (1997年7月4日、角川書店、セガサターン)
- LUNAR シルバースターストーリー (1998年5月28日、角川書店、プレイステーション、6800円)※ディスク2枚組
- LUNAR シルバースターストーリー (1999年12月8日、ESP、Windows、2980円)※ディスク2枚組
- LUNAR ~レジェンド~ (2002年4月12日、メディアリング、ゲームボーイアドバンス、5800円)
[編集] LUNAR エターナルブルー
アレスらの冒険譚からどれほどの時が過ぎたのか……。彼らの活躍がルナに住む人々の記憶から薄れてきたころ、アルテナ神団を名乗る教団が現れた。彼らは女神アルテナの名の下にルナを強力に統べようとしていた。そのとき、ひとりの少女が凍てついた青き星で目覚めた。天空に輝くルナを見て彼女はつぶやく「まだ目覚めのときではないのに……」。
考古学者の卵であるヒイロは、ルナに存在する最古の遺跡ともされる青き塔を盗掘……もとい、発掘していた。まんまと竜の目と呼ばれる宝を入手したヒイロの前にまばゆい光が走り、少女が姿を現わした。彼女はいう「わたしの名はルーシア。青き星からやってきました。この世界は危機に瀕しています」。強力な魔法を操り、塔に棲む魔物を一掃するほどの力を持つルーシアであったが、かつて青き星を滅ぼしたゾファーの前にその力を奪われてしまう。
ヒイロはルーシアを女神アルテナに会わせるために共に旅立つのだが、なぜかアルテナ神団は彼女をルナを滅ぼそうとする魔王として捕らえようとする……。ふたたび魔法世界ルナに異変が起きようとしていた。
- LUNAR エターナルブルー (1994年12月22日、ゲームアーツ、メガCD、9800円)※シングルCD(おまけドラマ+歌)同梱
- LUNAR2 エターナルブルー (1998年7月23日、角川書店、セガサターン、6800円)※ディスク2枚組
- LUNAR2 エターナルブルー (1999年5月27日、角川書店、プレイステーション、6800円)※ディスク3枚組
[編集] LUNAR -ジェネシス-
シルバースターの時代よりも1000年ほど遡った世界でのストーリーであるという。
- LUNAR -ジェネシス- (2005年8月25日、マーベラスインタラクティブ、ニンテンドーDS、5040円)
[編集] その他
以下はルナという世界を共有するゲームである。