Maru-Jan
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『Maru-Jan』(マルジャン)は、プロジェクトファイナンスによる資金調達で話題を集め、「究極のオンライン麻雀ゲーム」を目指して開発された麻雀ゲームである。
2004年4月26日のリリース後、既に数万人の会員を集め、現在ではほとんどの国内大手ポータルサイトで公式コンテンツとして採用されている。
制作・販売元はシグナルトーク・コーポレーション。
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[編集] 特色
『Maru-Jan』は「徹底したリアル志向」を最大の特徴としている。グラフィック・サウンド・プログラム全てが実在の全自動麻雀卓を参考に製作されており、実際に麻雀卓を使用して麻雀に興じているような感覚を楽しめる。特に雑誌や情報サイト等の紹介で取り上げられることが多いのは、「洗牌時の牌の偏り」である。全自動麻雀卓による洗牌は一見すると均等に牌が分散されている様に見えるが、実際には牌の並びにある程度の偏りが生まれることになる。『Maru-Jan』ではその牌の偏りをプログラムで再現しており、そういった細部へのこだわりが『Maru-Jan』がユーザーに支持される所以となっている。
[編集] 機能
[編集] 友達卓
『Maru-Jan5』から追加された機能。メニュー画面から個人間のやり取りであらかじめ決めておいたIDの卓を選ぶことで他人の介入の無いプライベートな対局を楽しめる。この友達卓での対局は個人成績には反映されない。
[編集] 牌譜ビューワ
過去に自分が体験した対局リプレイを鑑賞することができる機能。時には一定の条件(特定の役、もしくは牌でアガる等)を満たしているリプレイデータを公式サイトから送信することで参加できるイベントもある。
[編集] 理牌
『Maru-Jan』は理牌の手動・自動の切り替えが可能である。自動にすれば手牌が見易くなるが、牌を取り出した位置や挿し込んだ位置から自分の手牌を相手に読まれてしまう可能性がある。反面、手動では理牌に手間がかかるが、「小手返し」といった技法を再現することも可能で、相手に対する目眩ましができる。
[編集] 強行動・弱行動
プレイ中、キーボードのCtrlキーを押しながら打牌もしくは副露をすると通常よりも勢いよく牌を卓に打ちつける「強行動」ができる。また、逆にShiftキーを押しながらの「弱行動」も可能。これらの機能は効果的に使用するとゲーム進行にメリハリを付けることができるが、過度の使用はマナー違反行為と捉えられる場合があるので利用するプレイヤーはあまり見られない。
[編集] イベント
公式イベントは曜日別・週間・月間とあり、ほぼ毎日何らかのイベントが行われていることになる。都道府県別での成績を競うイベントや季節に合わせた時事的なイベントなど種類は多様(具体的なイベント内容は公式サイト参照のこと)。また、ユーザー有志による独自のイベントも行われており、それに対して運営側もプログラム的なサポートを行うなど、イベントに関して活発な動きを見せている。
[編集] 個人成績
個人の勝率、役別のアガり数、各イベントでの成績、打牌速度など多岐にわたって非常に事細かに記録されている。なお、この成績は一部の項目を除いて年度毎にリセットされる。
[編集] プレイ料金
1ポイントは1円に換算される。
[編集] 主なバージョンアップ履歴
- 2004年3月20日~『Maru-Jan』時間帯限定でβテスト開始
- 2004年4月26日~『Maru-Jan』正式サービス開始
- 2005年12月15日『Maru-Jan2』サービス開始
- 2006年4月11日『Maru-Jan3』サービス開始
- 2006年9月26日『Maru-Jan5』サービス開始
[編集] 『Maru-Jan4』について
『Maru-Jan』はバージョン3から5へと直接バージョンアップされたため、『Maru-Jan4』は存在しない。この理由について開発プロデューサーは「4という数字は縁起が悪いため飛ばした。」という大胆なコメントを残している。
[編集] 関連作品
- 『Maru-Jan 麻雀脳力塾』
- 『Maru-Jan 麻雀点数塾』