Nautilus
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開発元: | GNOME |
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最新版: | 2.16.1 / 2006年10月2日 |
種別: | ファイルマネージャ |
ライセンス: | GPL |
公式サイト: | http://www.gnome.org/projects/nautilus/ |
Nautilus(ノーチラス、ノーティラス)はGNOMEデスクトップの標準GUIファイルマネージャ。 gnome-vfsを通してsamba、nfsなどのリモートファイルシステムに透過的にアクセスすることもできる。オプションでフォルダ内にWebサイトを表示することもできる。
[編集] 歴史
Nautilusは元々はEazel社によって開発されていた。しかし、バージョン1.0を2001年3月14日にリリースした直後の2001年5月にEazel社は破産したために、オープンソースコミュニティで以後開発が続けられることになった。なお、Eazel社はもともとGPLの下で開発を行っていた。
Nautilusのバージョン1.0が発表された当時、Nautilusは動作が非常に重いと批判された。GNOME1.4では標準ファイルマネージャをgmcからこのNautilusに変更したために、NautilusだけでなくGNOMEも批判の的になった。以後2002年にGNOME 2.0用のバージョン2.0をリリースした後は、GNOMEとの統合性や軽量化を進めた。例えばアイコンがオウム貝の絵からフォルダの絵になったが、これはGNOME Human Interface Guidelines(HIG)への準拠のためである。また、デスクトップフォルダが ~/Desktop になったのも freedesktop.org の標準に合わせたものである。GNOME 2.5 のNautilusはスペーシャルモードに変更され高速化が図られた。しかしながら、フォルダを開くごとにウィンドウが開くスペーシャルモードの使い勝手を嫌う人もいて、従来のブラウザモードに切り替えて使っている人もいる。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: コンピュータ関連のスタブ項目 | GNOME | オープンソース