NGライフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この「NGライフ」は、まだ完結していない作品や番組に関する項目です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。 |
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 概要
前世の記憶を持って生まれた悩み多き高校生・冴木敬大(前世:シリクス♂)と、その前世の妻だった佑城裕真(前世:セレナ♀)、同じく前世の親友であった芹沢美依(前世:ロレイウス♂)の三角関係を描いたラブコメディ。
[編集] 登場人物
- 冴木 敬大(さえき けいだい)
- 前世の記憶を持ったまま現代に生まれた本編の主人公。星武高等学校2年の17歳。
- 前世の宿敵と妹が両親、親友だった青年がクラスメイトの少女に転生している中で自分だけが記憶を持っている為、現世の生活と前世の記憶の境界が曖昧となった困惑の日々を送っている。
- 再会したら結婚したいとまで思っていた前世での最愛の妻・セレナと巡り合うが、その生まれ変わりは佑城裕真なる「少年」だったという現実から絶望に打ちひしがれる。
- 紆余曲折を経て「冴木敬大」としての人生に価値を見出していくものの、セレナと瓜二つな裕真の何気ない仕草に性別も忘れてときめいてしまったり、やっとの思いで見つけた前世・ポンペイの記憶を持つ人物は、自身が無意識に記憶に蓋をしていた程の強烈な人物の生まれ変わりであったりと彼の苦悩は尽きない。
- 最愛の女性はセレナであるが、最近は親友と思っていたはずの芹沢美依にも心動かされつつある。
- 基本的に文武両道かつルックスも良い優等生だが、前世の記憶に翻弄されまくり、事ある事に一喜一憂するその姿から周囲にはへたれ認定されつつ愛すべきキャラクターとして親しまれている。
- クラスの女子の人気は(純粋な意味でモテているとは言い難いベクトルだが)高いらしい。
- 酒を飲むと、周囲の全ての人間がセレナに見え、見境がなくなる。
- ポンペイ最後の日、セレナに「必ず戻る」と約束したにも係わらず、戻ることが出来ず、結果セレナを独りで死なせてしまったことを今でも悔いており、そのことを「過去に犯した最大の罪」と思っている。
- シリクス・ルクレティウス・フロント
- 古代ローマ時代のイタリアの都市ポンペイでその短い生涯を終えた敬大の前世。
- 没落貴族の剣闘士であり、西暦79年のヴェスヴィオ火山噴火の折に当時仕えていたフェリクス家の家人達を助けに行ったことで、妻のセレナと離れ離れになったまま非業の死を遂げる。
- 外見はあまり敬大と変わらないが、作者曰く「敬大よりもう少し大人でまともで凛々しい人」だとのこと。
- 佑城 裕真(うじょう ゆうま)
- 冴木家の隣家に越してきた中学生で、シリクスの妻セレナの生まれ変わり。
- 敬大と違い前世の記憶はない。
- 星武中学校3年の15歳。
- 小柄で華奢な美少年だが、初対面で抱きついてきた敬大を容赦なく殴り飛ばすなど負けん気が強く生意気な性格。
- 自身の女顔にコンプレックスを抱き、初めて自分を男として見てくれた芹沢に好意を寄せるようになるなど純情なところもある。
- 普段からマッチョを目指して毎朝体を鍛えており、外見的な筋肉はついていないものの腕力は強い。
- 芹沢の想いを知っている為に敬大に対してライバル意識を抱いているが、時折芹沢の為に2人を故意に急接近させるなど自ら損な役回りになることも。
- 彼自身としては、今の3人の関係を壊したくないと思っている。
- 自らの前世たるセレナのことは「自分と似ている敬大の昔の彼女」と聞かされており、最近ではセレナの真似をして巧みに敬大を操ってみせるなどややスレてきている。
- セレナ
- シリクスの妻にして裕真の前世。
- 髪型以外は殆ど裕真と瓜二つな可憐な美少女である。
- 敬大の記憶では淑やかな理想の女性を体現したようなイメージが強いが、実は酒豪だったり、怪力で手先は不器用という部分もあったりと、容姿以外にも少なからず裕真と似通った部分が見受けられる。
- ポンペイ中の男性の憧れの的だったらしく、シリクスはセレナと付き合う中で彼女を狙う男達から幾度となく殺されかけていた。
- 外科医の娘だが治療は苦手らしい。
- ポンペイが火山灰に埋もれていく中でシリクスの帰りを待ち続けたが、ついに生きて再会することはなかった。
- 芹沢 美依(せりざわ みい)
- 敬大のクラスメイトで、シリクスの親友だった青年ロレイウスの生まれ変わり。
- 星武高等学校2年の17歳。
- やはり彼女も前世の記憶はないが、敬大もかつての大親友の魂を持つ彼女には前世の話を打ち明けており、(前世の記憶を持たない人物の中では)敬大の前世話を知る唯一の人物となっている。
- 周囲から時折恋人と間違われるほど行動を共にする機会が多いものの、敬大本人にとっては「男同士の友情」という感覚が強い悪友的存在である。
- 裕真(セレナ)とのことを気さくにひやかすその裏には敬大への恋心を秘めているのだが、敬大(シリクス)がどれだけセレナのことを想ってきたか知っている為に気持ちを打ち明けられずにいる。
- 因みに演劇部所属。
- 両親は共に漫画家。
- ロレイウス
- ポンペイにおいてシリクスと共に剣の腕を競い酒を酌み交わした大親友で、芹沢の前世。
- 明るい性格でお節介なところがあり、シリクスとセレナとの仲を取り持ったりもした。
- また、いたずら好きな性格でもある。
- 冴木 秀吾(さえき しゅうご)
- シリクスの宿敵を前世に持つ敬大の父。
- やはり前世の記憶はないが、裕真と芹沢との間で揺れている敬大の様子には気づいており、焚きつけて面白がっている節がある。
- クールでフェミニスト、そして愛妻家。
- 実は霊感が強い。
- ラウル・ルスティウス・ウェルス
- ポンペイにおけるシリクスの宿敵で、敬大の父の前世。
- ポンペイでも指折りの大富豪。
- 女たらしとしても有名で、セレナのことも狙っていたらしい。
- 転生後に夫婦となっているアリア(蓮香)とはポンペイ時代にも一応面識はあったようだが、深い関係だったかどうかは定かではない。
- 冴木 蓮香(さえき れんか)
- シリクスの妹を前世に持つ敬大の母。
- 若々しく明るい性格で、前世のことが影響しているのかは知らないが夫とは運命的な出会いをしたらしい。
- 芹沢の恋路を応援している。
- アリア
- シリクスが可愛がっていた妹で、敬大の母の前世。
- 転生後に夫となるラウル(秀吾)とは面識はあったようだが、少なくとも最初はあまりいい印象はなかった模様。
- 加賀巳 凌(かがみ しのぐ)
- セレナの姉を前世に持つ裕真の従兄。
- 裕真に並ぶ美青年。
- 今の所敬大以外で前世の記憶を持つ唯一の人。
- 星武高校に教育実習生としてやって来た。
- アメとムチを使いこなし、女子生徒からは大人気。
- 今は男である為、前世では出来なかった女口説きを楽しんでいる。
- 裕真を昔から溺愛しており、裕真に近付く男が大嫌いな為、敬大を毛嫌いしている。
- それ故あらゆる手で敬大をイビり倒してくる。
- 出会った当初は敬大がシリクスの生まれ変わりとは知らなかったが、劇で演じられたポンペイの物語の作者が敬大だと知った直後に確信した。
- 敬大とは一応前世の記憶を持つ者同士である為、少しずつ歩み寄りつつあるが、敵視しているのは変わらない。
- シリクスの親友たるロレイウスが芹沢という女に転生した事もあり、どうやら本気で彼女を狙っているらしく敬大を慌てさせている。
- ポンペイ最後の日となった火山噴火を今でも夢に見る為、眠るのは苦手。
- スミルナ
- セレナを溺愛していた姉で、凌の前世。
- 筋金入りの男嫌いで、シスコン。
- スタイル抜群の美女。
- セレナに求婚したシリクスを極端に敵視し、鞭で傷だらけになるまで引っ叩き、挙句ライオンと決闘させ餌にしようとした。
- その記憶の強烈さは、敬大も無意識に思い出さない様にしていた程。
- 2人が結婚した後も、シリクスに暗殺刺客を送り込んだり毒を盛ったりした。
- 榊原 麗奈(さかきばら れいな)
- 花見の際に敬大が出会った、裕真に瓜二つの謎の美少女(それこそセレナそのもの)。
- 敬大の昔の彼女と嘘を吐き、一晩だけ冴木家に転がり込む。
- 長年想っていた男性に振られた事が原因で「運命」「前世」といった要素を嫌っていたが、敬大に諭され少し改める。
- 去り際に敬大の耳元で「またね シリクス」と囁くなど、未だ謎は多い。
- 中身も案外裕真と似通っており、同属嫌悪によるものか相性が悪く、『ニセレナ』などと呼称されたりしている。
- 芹沢 極・鞠音(せりざわ きわみ・まりね)
- 共に漫画家として活躍している芹沢の両親。父の極は少年漫画家で、主な著作は幻の秘湯を求めて全国を回る少女と温泉荒らしの鬼のバトルを描いた『夢幻スパ』、母の鞠音はボディーガードの女と殺し屋の男のラブストーリーもの『ゲーム×ダッシュ』を描いている。(草凪みずほファンには言うまでもないだろうが、過去作品のセルフパロディである)
- 尚、極は一人娘の芹沢こと美依を溺愛しており、彼女の身近にいる男(取り分け敬大)をかなり敵対視している。