OTVイブニングワイド
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OTVイブニングワイドは1984年10月~1992年3月に沖縄テレビ放送で放映されたニュース番組。
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[編集] 概要
前身番組であるOTVニュース6:30を時間拡大し、全国ニュースであるFNNスーパータイムを内包する形で放送された。オープニングはFNNスーパータイムと同じだが、タイトルの部分のみ差し替えている(背景はスーパータイムと同じ)。またオープニングも(全国ニュースの)提供クレジットの後テーマ曲を打止めた上で、ローカル枠のキャスター挨拶を行い、その後全国ニュースの主な項目を紹介された(最後に1本はローカルニュースの項目)。ローカルニュース枠の提供クレジット読みは最初に「OTVイブニングワイド」と必ず言っていた。また初期のころはテーマ曲を除きスーパータイムおなじみのジングルは流れなかったが、後半になってCM前のジングルからようやく流れた。
なお、天気予報は18:55から別枠にあるため火曜日と金曜日に限って週間天気予報(当時は火曜と金曜の週2回だけだった)だけ放送された(後番組のOTVスーパータイムから連日放送されるようになった)。
1992年3月31日に7年半の放送が終了、そのままのスタイルで翌日4月1日からOTVスーパータイムがスタートした(土曜・日曜版は1985年頃から「FNNスーパータイム」として放送されており、平日ローカル版のスタートでOTVスーパータイムとなった)。
オープニングやCM前のタイトル表示は「OTVイブニングワイド」だが、番組終了時のタイトル表示は「FNN OTVイブニングワイド」で“FNN”のフォントがOTVよりやや小さめに表示された。
なおこの放送が実施された当時、先島諸島には中継局がなかったので、翌日日中に宮古テレビと石垣ケーブルテレビで時差放映された。
[編集] 放送日時
- 期間:1984年10月1日~1992年3月31日
- 放送時間:月~金・18:00~18:55
[編集] 主なキャスター
- 島袋秀光
- 前原信一
- 山川文樹
- 寺田麗子
- 吉村光子
[編集] 関東ローカルの「スーパータイム」を垂れ流し
1986年4月、春闘によるストライキなどでOTVは独自でローカルニュースを放送できなかった時期があり、その場合「都合によりローカルニュースは休ませていただきます」という但し書きのテロップを流したうえで、本来のローカル枠である時間帯も関東ローカルのスーパータイムがそのまま垂れ流しで放送された(CMは通常通りローカルスポンサーに差し替えた)。
OTVがローカルニュースが放送できなかったその時期は21:54に放送されるOTVニュースも天気予報に差し替えたほか、1986年4月19日にはフジテレビからのマイクロ受け回線をそのままCM(番組間のスポットを除く)も含めて垂れ流しで放送された(その日は土曜日だったが、夕方のスーパータイムのローカル枠はテレビ西日本のものが放送された)。
以降、ストライキなどで本来のキャスターが登場できない場合は管理職である男性ベテランアナが1人でローカルニュースを担当するようになった。
[編集] 関連項目
- FNNスーパータイム(全国ニュース枠のタイトル、もちろん当番組時代はこのタイトルは伏せていた)
- OTVスーパータイム(後番組)
- RBCエリアレポート(ローカルニュース枠における裏番組)
- イブニングワイド
- TSKイブニングワイド(山陰中央テレビ)
- YTSイブニングワイド(山形テレビ) - フジテレビ系列時代に放送。
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