PBSUCCESS作戦
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PBSUCCESS作戦とは、 CIAが行ったグアテマラのアルベンス・グスマン政権転覆作戦。
1951年大統領に就任したアルベンスは、共和国の共産主義化をすすめ、1953年アルベンス下での初の国会選挙で圧勝。当時の世界情勢から、中米・カリブ諸国の共産国化を懸念し、脅威とみていた米国はCIAを中心に政府転覆を画策、干渉にのりだす。アルベンス政権はその後、グアテマラ国内にある米国系の企業であったUFCO(ユナイテッド・フルーツ社)の土地接収を発表(1953年2月)するなど、米国との関係は嫌悪化が明らかとなり、1954年5月にはついに米国と国交断絶にいたる。1954年6月25日、米国の支援を受けたアルマスは、エルサルバドルのサンサルバドルで「反共臨時政府樹立」を正式発表、これを米国は直ちに新政権を承認し、1954年6月27日、軍部の支持を失ったアルベンスは大統領を辞任した。
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