ROH
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ROH(Ring Of Honor、リング・オブ・オナー)は、アメリカ合衆国のプロレス団体である。
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[編集] 概要
創立は2002年。WWE、TNAに次ぐ第3の団体として注目を集めている。日本のプロレスリング・ノア、DRAGON GATEとは友好関係。アメリカ北東部・中東部を中心に興行を行っており、熱心なファンが多いことで知られている。ROHのレスリングの特徴としては、高度なレスリング技術が挙げられる。ギミックやマイクパフォーマンス、ストーリーラインに重きを置く前述の2団体と差別化を図っている。この点で日本の団体と似ており、スポット参戦ながら日本人レスラーが多数登場したことがあるのも特徴である。
2002年にはエディ・ゲレロが2回登場しており、2005年11月13日の彼の死を受けて、11月19日開催の興行をA Night of Tributeと銘打ち、試合開始前にテンカウントゴングを行った。
2006年の4月に、WWEがレッスルマニアを開催する同時期にシカゴで興行を開催したが、3日間で約3500人を動員し大成功に終わった。また2006年8月にはイギリス遠征を行い、ここで過去最高の動員記録を樹立した。
またフィラデルフィアでレスリングスクールも開催しており、若手の育成にも力を注いでいる。
[編集] 日本との関わり
2007年3月時点で、ROHの日本国内放送は殆ど行われていない。しかしながら選手の登場については、前述のように試合内容重視の団体方針と相まって、日本人選手の参戦者は多い。プロレスリング・ノアからの参戦者が多いほか、DRAGON GATEも選手派遣を実施している。前述の2団体以外にも、選手個人として、または個人事務所を通して参戦したことがあるものも多数いる。
主な日本人の参戦経験者は、武藤敬司、小橋建太、獣神サンダー・ライガー、田中将斗、大谷晋二郎、ミラノコレクションAT、丸藤正道、KENTA、CIMAなどである。このうちミラノコレクションATはアメリカ長期遠征中に定期参戦していた。現在、KENTAは日本のシリーズがオフの際に必ず渡米し、参戦している。2007年2月には森嶋猛がホミサイドを破りROHヘビー級王座を獲得した。
2007年7月に、日本での初めての興行を開催する予定である。7月16日に東京・ディファ有明、17日に大阪府立体育会館第2競技場での2日間を予定。
なおこの興行には、ノア、DRAGON GATEがバックアップすることになっている。
[編集] タイトルホルダー
2007年2月現在のタイトルホルダー
- ROH Heavyweight Championship(ROHヘビー級王座)
- 森嶋猛(Takeshi Morishima)
- ROH Tag-Team Championship(ROHタッグ王座)
- ジェイ・ブリスコ&マーク・ブリスコ組(Jay & Mark Briscoe)