SR-25
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SR-25 SWS |
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SR-25 | |
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種類 | スナイパーライフル |
製造国 | アメリカ合衆国 |
設計・製造 | ナイツ・アーマメント |
口径 | 7.62mm |
銃身長 | 609mm(24インチバレル搭載型) |
ライフリング | 5条右回り |
使用弾薬 | 7.62x51mm NATO弾 |
装弾数 | 20・5発 |
作動方式 | ガス直圧、ターンロックボルト |
全長 | 1118mm |
重量 | 4810g(マッチ仕様) |
発射速度 | |
銃口初速 | |
有効射程 |
SR-25は、ナイツアーマメントのユージン・ストーナーによって開発されたセミオート方式のスナイパーライフルである。
作動方式はガス圧式ターンロックボルト。AR-10(AR-15、M16)の機構を踏襲しており、AR-10と同じ7.62x51mm弾を使用する。AR-15/M16のシリーズとは部品の60%を互換しているが、レシーバー、撃鉄、バレルセット、ボルト及びボルトキャリアーなどがオリジナルパーツとなっている。11.25インチで一回転するライフルを持つSR-25の銃身はレミントンアームズによって製造されている。アメリカ海軍特殊部隊:SEALs等で運用される後述のMk11は24インチ(609mm)のヘビーバレルを装備し、また銃身はフリーフローティングになっており、ハンドガードはレシーバーの前部とのみ結合しており銃身に力が掛からないようになっている。このため、0.75MOA(100ヤードで約0.75インチ以下)というセミオートとしては極めて優秀な精度を持つ。
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[編集] 特徴
SR-25にはアイアンサイトがついておらず(Mk11ライフルシステムではバックアップ用に最初から装備している)、レシーバートップには20mmピカティニー規格のレイルを装備している。そのため、各種光学機器や場合によってはM16A3の照準付きキャリングハンドルが着脱できる。(レイルシステムの前端にはフロントサイトが取り付けられる)この銃は550mで150mm以下の集弾が可能な狙撃銃として開発された。
[編集] 軍での運用
[編集] アメリカ合衆国海軍
海軍のMk11 Mod0 Sniper Weapon SystemはこのSR-25を基に開発されたライフルシステムであり、銃本体の他に装弾数20発のマガジン、クイックデタッチ(素早く着脱可能な)スコープリング、リューポルド製 Vari-Xミルドット光学スコープ、ハリス製バイポッド、ナイツ製クイックデタッチサプレッサーそしてバックアップ用のアイアンサイトが標準装備されている。Mk11 Mod0は海軍特殊部隊SEALsの要求事項を満たすように開発された。 米海軍での採用の後Mk11は既存の銃の中でも、非常に信頼性が高く、また最も精度の高いセミオート射撃中の一つであるとして世界中で認知されるようになった。アメリカではサプレッサーを除いた民間人用のモデルも凡そ7500USドルで発売されている。 このMk11Mod0は.308ウィンチェスター弾とほぼ同一規格のマッチグレード7.62x51mm NATO弾を使用する。 ナイツアーマメントによると、このシステムの最大の売りが銃身のフリーフローティングを実現するレイルシステムであるという。これによって銃を保持している時や、バイポッドを使用して地面に依託している際にもレイルハンドガードを介して力が銃身に掛からず、最高の精度を発揮する。長さ288mmのナイツアーマメント製レイルシステムも取り外し、取り付けが素早く行える。
民間仕様のSR-25は市販のマッチグレード弾薬を用いて100mで約1インチの集弾が保障されている。 このMk11は同じくナイツアーマメント製のXM110セミオートマチックスナイパーシステムと外観が非常に似ているが、レイルシステムが異なるほか、ストックが折りたたみ式になっており、さらに銃口には一体型のフラッシュサプレッサーが搭載されている点で異なる。
[編集] アメリカ合衆国海兵隊
合衆国海兵隊ではSR25M(上述のMk11と同一の銃)がスナイパーライフルとして使用されている。2005年11月海兵隊はイラクに派遣されている海兵隊の第二外遣隊司令官などからの要求を受けて、180丁のMk11 Mod0を導入すると発表した。現在海兵隊で使用されているM40スナイパーライフルは都市部での狙撃任務に適さないという報告が来ているという。SR-25は装弾数が20発あり、狙撃位置の変更を行う際にM40A3の他に自衛用に2丁の銃(M16A4とM9拳銃)を装備する必要なく、1丁で狙撃から緊急時の自衛射撃も行えるという。
[編集] アメリカ合衆国陸軍
2005年後半にアメリカ陸軍は老朽化したM24SWS(Sniper Weapon System)に変わってMk11の派生型で上述のXM110の購入契約をナイツアーマメントと取り交わした。2009年までに4400丁を導入する計画がある。
[編集] イスラエル国防軍
90年代後半、イスラエル特殊部隊は中距離における速射をもちいた狙撃任務に対応すべく試験的に数丁のSR-25を導入した。2001年にはイスラエル国防軍の陸軍部隊に制式採用された。同国では長距離狙撃銃としてM24SWSを運用しており、歩兵用のM16A2やM4カービンでは届かない中距離レンジでの狙撃で活躍することが期待されている。
[編集] オーストラリア軍
近年オーストラリア軍のいくつかの部隊でもSR-25の運用が始まったと見られ、イラク、アフガニスタンそして東ティモールでの作戦において運用されている。